日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

いま3輪

2012年07月21日 | 地域
           

 仲間は11万とも12万とも聞かされているが、動けない私らは向こう三軒両隣くらいのそれしか知らないので全体は分からない。動いてみたくても動けない。そこで訪れる人らの会話から仲間の様子を知るしかない。

 3月になると私らの住む場所の手入れが始まる。綺麗に区画され苗が植えられる。水が引き込まれると開花へ向けて仲間同士で競いあう。仲間の種類を示す立て札が何十本も立つ。桜が終わると咲き始める。6月になると私らの祭り「菖蒲まつり」があった。

 あれほど多くの人に愛でられた仲間も役目を終え、立ち姿で休んでいる。向こうの隅のほうでは来年への準備か、株がなくなっている。いま、広い菖蒲園に3輪だけ咲いている。この暑さ、いつまで耐えれるだろう。

 公園の奥には日本庭園式に植えられた仲間がいるという。そちらも人らの話で知るだけで見たことは無い。訪ねてみたいが動けない。このところの雨でタップリの水を蓄えているが、まもなく干され来年の準備が始まるだろう。たった3輪になったが、ひょいと菖蒲池を思い出し、見下ろしてくれる人の目に触れれば嬉しい。梅雨明けはまだだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いじめ無し

2012年07月20日 | 地域
           

 裏通りの小さな四つ角で数人の児童がなにか話し合っている。全員が自転車のサドルに腰を降ろし片足はペタル、反対の足は地面につけている。近づいたら「こんにちは~」と号令がかかった様に大きな声で挨拶をくれた。彼らの元気さに負けまいと立ち止まって「こんにちは」と答えた。 夏休みはと聞いた。「明日からで~す」これまた答えは声をそろえて。

 連日、児童生徒のいじめについて報道がある。子どもらにとってもそれは不安なことに違いないだろう。報道で知る大人社会の対応、特に教委や学校の姿勢は児童生徒らの不安を解消するにはほど遠い気がする。関与した子らはもとより、そうでない子らが落ち着ける環境を早く整えて欲しい。

 四つ角少し離れてとき「よし行こう」という声が聞こえた。話がまとまったようだ。すぐに一列になって私を追い越す。「気をつけろよ」と声をかけたら「は~い」と返事を流しながら走り去った。このグループにいじめはない、快活な子らの背中をみながら確信した。

 夏といえば水泳、子どものころは川しか泳ぎの場所はなかった。雨が降れば増水で危険だったり濁って汚かったりで川には入れなかった。子どものころ遊んだ水辺、最近はそこで遊ぶ姿はほとんどなくなった。子ども参加の行事や催しも多くなり水遊びの時間などないのだろう。少し気の毒な気がする。

 梅雨開け宣言は来週という予報。そんな湿った空気は錦帯橋周辺を落ち着いた雰囲気にさせる。途切れなく流れる霧が名勝・錦帯橋を引き立てる。まもなく夏、城山の緑が映えるだろう。すると暑さも夏休みも本番になる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さあ節電だ

2012年07月19日 | 生活・ニュース
           

 原発再稼動の賛否渦巻く中で、関電大飯原発4号機が臨界に達し、3号機と合わせ東日本大震災以降初の再稼動となった。フル運転になると節電目標は若干緩和される。夏場のピークへ向けての制限緩和は再稼動賛否とは別に多少の安心感を持たせるが、甘えは出来ない。

 電力需要の本番はこれから。原発以外の発電設備でトラブルなどによる運転停止が多い。近くのLNG発電所でもタービンの振動で発電停止、復旧に1週間から10日を要するという。全体に占める割合は小さいので影響ない、そうだが、こうしたことが連発しないとは言い切れない。原発計画に沿って火力発電の維持保守は見送られてきた。ここに来て急遽運転体制を整えているという。しかし、設備は古くなっている。昨年と同じく節電は実行し続けないと危機は避けられない。

 ある病院の前を通りかかった。エアコンの室外機が各部屋ごとか取り付けられ、それは装飾のように並んでいる。ここで節電だからといって電気の供給を止めることは出来ない。新設の大病院ならこんな光景は見られないだろと思う。しかし、地方では、特に地域に密着した歴史あるこうしたところでは一気に改善策は採れないだろう。閉め切られた窓を見上げながらそんなことを思った。
 
 家庭における節電で、エアコンの設定温度を上げたり運転台数を減らす、こまめに各所のスイッチの切り入りを実行する、扇風機を使用する、打ち水をするなど数限りなくアイディアが出されている。白熱球からLEDへや節電器具への交換など高価な出費を伴う内容もある。そんななかTVが報じない節電があるという。

 エアコン起動後の時間経過による電気消費量とTVのそれを比較し、家庭で1番の節電はTVを見ないこと、とある。エアコンは起動時に数百ワットの電力使用となるが、設定温度になると以後は100ワットを下回るという実測データーから導かれている。素人にも分かる説明に説得力を感じた。これを否定する意見もあります。節電もだが最近は「ワアワア」と大きな声で騒ぐだけの番組が多い。番組は選んで見る、これも節電策だろう。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨明けまじか

2012年07月18日 | 生活・ニュース
                      

 昨日そして今日、気象庁が梅雨明けを発表した。四国・中国・関西…東北までのと広い地域でほっとされた人も多かろう。ところが中国地方に属する山口県は梅雨明けになっていない。気象庁の中国地方には山口県は含まれていない、除外されている。山口県は北部九州なのだ。ローカル放送では「山口県を除く中国地方」と伝えている。

 その理由、日本海・響灘・瀬戸内海と三方海に囲まれた山口県、九州北部と同じような環境というらしいが、官庁のご都合というのは陰の声。いくつかの官庁は九州の出先の支配下にある。山口県の東部に住んでいると実感は中国地方だ。新型のコンピューターも導入されたという、きめ細かな予報を願いたいものだ。 

 30度を越す夏日に70%を越える湿度が不快感をます。外で見上げればそんな不快感は思いもつかない青空が広がる。この暑さ、この空を見れば梅雨は開けているだろう。九州西岸を通過中の台風が通り過ぎれば明けの宣言になるだろうか。

 そうなれば天候に合わせてぐじぐじしていた体制をしゃきっとし直ししなければ、そう自分にいい聞かせながら夕方の水遣りを始める。暑さにしおれた野菜の葉がしゃきっとするようタップリと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プランター野菜 美味

2012年07月17日 | エッセイサロン
           

2012年7月17日 中国新聞「広場」掲載

 プランター菜園3年目。 トマトにキュウリ、ビーマンなど丈夫そうな苗を選んで植えた。

 キユウリ、ピーマンの取りたては、ちょっと生臭いが、みずみずしさが伝わる。トマトはつやのある赤色に染まり、完熟のシグナルをくれる。ミニと小型の2種類、十数個取る日もある。

 トマトは冷蔵庫で冷やし、丸ごと食べるのが私の食べ方。市販のそれより少し皮が厚めだが、酸味と甘みが濃厚で、市販の味に勝っている。

 キュウリとピーマンは妻の料理に委ねる。時には棒状に切ったキュウリに好きなしょうがみそをつけて食べる。パリバリとした食感が爽やか。

 プランターでも成長は速い。倒れないように支柱を立てる。我流で見栄えはよくないが、よく伸びる。それに連れて収穫も増えるから楽しい。

 本格的になった節電の夏。色濃い自作の野菜で体力をつけ暑さを乗り越えたい。そんな願いを話し掛けながら水やりをしている。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訪問者

2012年07月16日 | エッセイサロン
                      

 毎日、同好会「岩国エッセイサロン」のHPを開く。そのトップ画面に訪問者の人数が表示される。前日に比べ少ない日は「皆さん忙しかったのだろう」、多い日は「じっくり読んでもらえた」といつも勝手に数値を解釈し楽しんでいる。

 今朝は朝顔がこれまでになく沢山咲いていた。いつもと特に変わったことはないのだが、そう思いながらHPを開いたら15000人目の訪問となった。4月13日の朝に14000人目の区切りの訪問だったので、それから丁度1000人目、またも区切りのいいカウントに出合った。朝顔は予感していたのだろうか。

 HPには会のPRや連絡のなども載っているが、なんといっても「 同人ブログ『花水木』」がメイン。ここに掲載されるエッセイは新聞紙面を飾った作品、厳しい新聞編集者のチェックを受けての掲載ということで価値あるもの。ここに載りたい、そう思いながら創作に励んでいる、ともいえる。載れば投稿者はもとより会員の顔もほころぶ。

 同好会では掲載された1年分の作品を「花水木」と題した同人誌として発行している。発行は発足以来途切れることなく続き、今年の初め第6集となった。その掲載数は年々増え、最近は100編を越える。ページ数の増加は費用増になるが、代表者の苦労でしのげている。

 芥川賞や直木賞を目指すものではない。が、小さなエッセイの中に自分というひとつの塊をおいていくことが出来たらいいなあ、妄想といわれるかも知れないが、そんな途方もないことを思ったりする。だからいつも何か題材はないかとあちこち見回している。

 今日、仲間の作品「根比べ」が紙面を飾った。それを読んだ家内が「こんなに楽しくて情景がよく分かるものを書いたら」と厳しい読後感、期待にはいつ添えるのだろう。 
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の行事始まる

2012年07月15日 | 地域
          

 九州北部で降り続いた大雨、各地で多数の死者・行方不明者とともに甚大な被害をもたらした。前線はまだ北上・南下を繰り返すようで、梅雨明けはまだ先のようだ。早い復旧を願っている。この大雨について災害の記録を残すため「平成24年7月九州北部豪雨」と命名されたという。

 この地区の夏の行事のトップは祇園祭り。夕方、太鼓の音とともに子ども神輿が路地の奥まで入ってきた。子どもらは汗だくだが元気に歩いている。神輿、今では子どもも少なく紅白の幕に囲まれた台車に乗せられて巡回している。神輿と一緒にお賽銭用の籠が回る。気持ちだけだが籠に入れた。「有難うございました」と子どもが神水を榊で掛けてくれた。冷たく気持ちよかった。

 こうして夏が始まる。近くの2つの盆踊りは29日の知事選のためか例年より1週間早い。それが終わると8月4日の錦帯橋花火大会へと続く。この花火の見物者は10万人と賑わう。夏の行事といえば高校野球の甲子園大会。その県予選、雨で1日遅れて今日から始まった。60校の頂点はどこ、楽しみである。母校は一応シード校、期待を持たせる。

 夏休み中、子どもらが事故や事件に出会わないように親と子は勿論、地域を含めて見守ってあげたい。

 孫の通う中学校の夏休みは21日から。初盆もあり帰省はそれにあわせるため例年より遅いい帰省になる。どんなに成長しているか楽しみにまつ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

増水でも

2012年07月14日 | ウオーキング 散歩
           

 停滞する活発な梅雨前線、それに向かって南から流れ込む湿った空気に見舞われた九州各地は断続的ではあるが猛烈な雨が続いている。亡くなられた人、行方不明の人も多く、家屋を初めとする被害など、いつもの通り気の毒に思うだけで手出しが出来ない。この地方では、ダムの放流や交通機関への影響は起きたものの、さしたる被害は報道されていない。

 ここ何日か、雨に対する注意報や警報が繰り返し出されている。そんな中、午後曇り空ながら雨がひと時の休憩をとった。これ幸いと久しぶりにスニーカーに履き替え歩く。舗装されていないところはしっかりと雨量の多かった跡を残している。樹木も雑草もたっぷりの水分に少し重たそうにしているが、疲れは感じさせない。

 野鳥の巣がある中洲は茶色く濁った水で姿は見えない。散歩を楽しませてくれる野鳥たちはどこへ、ダム放流のサイレンで避難したのだろうか。帰ってきても水害にあった巣へは戻れないだろう。そこは野生、人よりも自然へ耐えるDNAは持っているのかも知れない。

 今日は少ないだろう、そう思いながら錦帯橋へ進む。川原の駐車場には思いのほか多くの自家用車やバスが止まっている。思えば3連休の初日、目にした一番遠くのプレートは奈良県の家族だった。今朝、出発さたれたのだろうか。駐車場はなにせ川原、雨後の注意として「タイヤ埋まりこみ」を呼びかける立て看板が今日は一歩前に出ている。

 6月から始まった鮎釣り。鮎は増水すると流されないように岸辺に寄ってくるそうだ。だから増水したときは川の中ほどへ進まなくても釣れる、川専門の漁師さんに教わったことがある。何人かの太公望が足首まで水につかり楽しんでいる。観光客のカメラが釣果の瞬間を待っている。期待にそえるか。

 雨の休憩が終わったようだ。蒸し暑いかったが川沿いを歩いて今日は7000歩。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

付け足し

2012年07月13日 | 生活・ニュース
           

 自己紹介を促されて「私はおまけの付け足しで来ておりますから」と謙遜しながらPRを抜かりなく堂々と出来る人がいた。これもひとつの才能であり特技でもあると納得しながら、主を食わないかと、はらはらした。その付け足し。

 「付け足し言葉」というものがあることを知った。それは「活きのいい言葉は急に止まれない。付け足し言葉は余勢を引き受け、いよいよ加速させる」。そんな言葉が幾つも列記してる。その中には子どものころにも使っていた。使っていたといってもその意味を解してのことではなかった。記憶にあるそんないくつかを抜き出してみる。

 驚き桃の木山椒の木、あたりき車力よ車曳き、おっと合点承知之助、その手は桑名の焼蛤、恐れ入谷の鬼子母神、結構毛だらけ猫灰だらけ、など声にだすと口調よく快活な響きがする。余勢を引き受け勢いを増す。画面と向き合いゲームに興じていてはこうした感覚は生じないだろう。最近は自分でも使ったという記憶がない。

 付け足しの言葉、素直に解するなら、それ自身に深い意味があるようには思えない。しかし、会話や力を合わせる仕事などをしているとき「合いの手」となって進行にリズムが生まれスムースに進むことになろう。そのときは付け足しでなくエネルギー活性剤になっている。

 原発事故の影響などもあって省エネ省エネで電気使用量を控えよう運動が数値目標を掲げて始まった。これに打ち勝つ「つけたし言葉」になる川柳、指折りながら考える。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経験したことのない

2012年07月12日 | 生活・ニュース
           

 今朝「経験したことのないような大雨」という気象情報が出されたというニュースに驚いた。毎日、気象情報は丁寧に見ているつもりだが、情報としてはじめての気がした。続いて「大きな災害が発生するのでは」そんな感じがした。

 その後の情報や解説などで「見出しのみの短文の気象情報」として大雨への更なる警戒が必要と判断したとき、気象庁予報部が発表するという。運用は先月からスタートしたが、今朝の情報が第1号という。こうした情報のでないことが幸いだが、危機に際して非常に分かりやすい表現だと思う。情報の目安としては「50年に1度」のレベルを越えるような大雨のときに出されるという。

 「大雨洪水警報が出ている。今後200ミリの雨量」などでは、被害の深刻さが具体的に伝わらりにくく、大きな災害に至っている。これに気象庁が大きな危機意識をもたれての短文情報になった。 あれほど「想定外」と叫ばれた原発事故も国会事故調は「人災」とした。原発を初めあらゆる災害からの被害を最小限に抑えるため、各関係機関はこうした「分かりやすい情報発信と伝達」の方策を急いで欲しい。

 「経験したことのない」ということに出くわすということは、そのことを「初めて経験する」こと、つまり初体験ということになる。私生活ではもちろん仕事や仲間うちで、地域でもあるだろう。そうした積み上げがいろんな場で共有できれば繋がりに広がり、いまいわれている絆になるだろう。

 経験したことのない大雨、災害に備える心積もりを見直す契機にしてくれた短文情報だった。短文情報が出ていないから、そんな安心感は被害に最小化にならない。
 
 大雨による九州地域でこれ以上に被害が拡大しないことを祈っている。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする