AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

AKB48『ハロウィンナイト』が『恋チュン』に及ばない点。(ときめき研究家)

2015-09-06 12:00:00 | ときめき研究家
総選挙シングルで『恋するフォーチュンクッキー』を超える楽曲を出すのは至難の技だ。
去年は『心のプラカード』であえなく撃沈。今年は『恋チュン』と同じ指原センターということで、更に難易度が上がった。

テレビ番組で初めて見た時、これは不戦敗だと感じた。楽曲で勝負に行っていない。楽曲が主役ではない。ハロウィンの仮装やダンスこみで、総合的なパフォーマンスとして流行らせようという戦略。『ようかい体操第一』や『おどるポンポコリン』と同じ土俵を選んだのだ。
それは1つの戦略だが、あくまで楽曲鑑賞を主とするファンとしては少し残念だった。

しかしCDが発売され、フルコーラスを映像なしで鑑賞するまで評価は留保した。例えば2番の歌詞が秀逸で、テレビで見るのとは全然違う味わいがあることは珍しくない。しかしその淡い期待も叶わなかった。

昔のディスコサウンドを再現し、「ハロウィンの夜はお化けたちと一緒に夜通し踊り明かそう」というようなアバウトな歌詞で、気持ちよく踊れればいいという曲。
困ったことには、そんな曲でも、何回も聴いているうちに耳に馴染んできて、気持ちよく感じて来た。本当に困ったものだ。
もんた&ブラザーズの『ダンシングオールナイト』もそんな曲だったと思う。一種の中毒性がある。

ディスコミュージックとは、そうあるべきなのかもしれない。
何も考えずに気持ちよく踊れればそれでいい。踊っているうちに自然と体が覚えて行く。
1点だけ気持ち良くない点を挙げると、サビの「ハロウィンナイト ミッドナイト ブギー ナイト」という歌詞だ。歌詞カードを見ないと聞き取れないし、ブツブツ切れる音符にうまく乗っていないように感じる。「ハロウィンナイト」に続く後半部分は、「さあ踊れ」のような日本語歌詞の方がしっくり来ているのではないか。

それから、指原センターである必然性がない。「地味な子にもあっと驚く奇跡が起きる」という『恋チュン』は正に指原への当て書きだった。そんなに何曲も当て書きするのは難しいかもしれないが、何か指原らしい要素が入れ込めなかったか。(私が気づいていないだけかもしれないが)

ここまで書いていたら、ピーナッツさんの記事がアップされた。指原と言うより年齢層の高い指原ファンをターゲットにした曲だという考察。なるほど。指原ファンではないが、私もまんまとその狙いにはまってしまった中高年だ。
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『ハロウィン・ナイト』初聴き感想 (ピーナッツ)

2015-09-06 00:00:10 | AKB48
『僕の先生はフィーバー』(昔のTVドラマ『熱中時代』主題歌 / 原田 潤)に似てるな・・・。
ま、それは、さておき、

『ハロウィン・ナイト』
まず、イントロ前の ″ピュピュピュピュ…(ブ---ン…)″って、あそこのサウンドが、ザ・タ~イムスリップ! なんか、過去の世界に連れて行かれる感じで、その誘い…とっても心地いいな、と。
ピンクレディーの『UFO』を初めて聴いた時と同じ感覚だった。一瞬(2.5秒?)の 強奪! そして、集中ワクワクという演出…上手いよな、と。
さて、この曲は、『恋チュン』の流れをくんだ…70年代のソウルディスコサウンド。それを、基本、″ダークな歌謡風″に仕上げた感じ…かな?
とりあえず、マイナー(コード)の多用と、″メロよりも、ちょい リズムの方を優先 & 強調!″させた、ま、ダンスナンバーだな。しかし、やり過ぎてないのが いい。丁度いい。
で、ダンス…″みんなで踊ろう!(しかも、支持されたいっ!)″と、あからさまに見受けられるのも いいな。わかりやすい。狙いは、あくまでも、幅広い年齢層だってことだ。
まずは、(『恋チュン』の時と同じく)2小節ごとにワンセット! そこで、リズムのブレイクポイントを作ってるよね。あれは、完全に、
″イチニィサンシー、ニィニィサンシー″…老若男女の誰も ″(リズムを)見失わないように…″という配慮。″この曲を じゅうぶん 感じながら 進んでいってくださいよ″という、隠されたレールだ。
また、それにプラスすることの隠し味…。やっぱ、最初っから、4拍目を 常に強調させてる!って、仕掛けだよね。あれが、効いてる。最後まで、音像となって、生きてる。
それは、まあ、合いの手の声(″HA~!″)だったり、スネア(ドラム)の打ち込みだったり、時には、ベースの何気ない…だったりと、とにかく、いろいろなパターンなんだけどね。でも、あれは、本当、密かに & 確かに効いてるよ…″リズムで行くぞ!″っていう宣誓だ。
で、その姿勢が、律儀 & 地味に、ず~っと続いていくもんだから…ね。
それは、例えば、サビ部分での ″前ノリ拍取り″のメロディー部分も、リズムセクションが、全くなくなる場面でも、最後らへんの ″ベースのウラ打ち12連発!″ のトコでも、聴いてる(踊ってる)方としては、自然に入ってきてまう…というか? リズムの渦…いい意味で、ノリの中に埋もれてまう…というか? まあ、良い結果として、出てる、出てるな。
″音像(ビートの影)が、体の中で、自動処理されていってる感じ″っていうのかな? とにかく、みんなで ダンス! (この場合の)曲作りとしては、100点満点! 1番大事な部分をクリア出来てんよな~、と。
この曲は、そういう点で、よく出来てる…と思った。なかなか…いいな、と。

あと、やっぱり、指原センターってのが、大きいかな?
つまり、それは、指原ファンは、ちょい 年齢層高めだってことだ。そこが、主力。他のメンバーの時とは、ちょっと(勝手が)違ってたりする。
でも、ま、そこは、意識してると思うな~。だって、まず、そこをカバーしとかないと、あとあとのプロモーション…大変やもんね。必ず、スベる(空回りする)…からね。
で~、少し高めの年齢層想定の話。
だから、若干のテンポの遅さも 逆に通用する(ハマる)んだろうし、これまた、若干の演歌or民謡仕様… つまり、″短調-合いの手風味の″導入なんだと思っている。
″ダサっ!″じゃなくて、″懐かしー!″って思ってもらう必要、絶対にあるんだよね。
だけど、この曲は、″懐かしー!″って、思わないであろう?子たちにも 少し仕掛け…してるよね。それは、Cメロの存在だ。
あそこ、マイナーから、一瞬! プチメジャーになってる。1度、そっちに流れるんだよね。そして、すぐ戻る…。ただ、あんな感じなのは、あんま…ないよ、なかったよ。でも、″幅広い年齢層…同じように支持されたい!″…
若い子は、ダサダサ転調で、展開していくことには、まだ、そんな…慣れてない部分とかも あったりすると思うんだ(まあ、『恋チュン』で、少しの免疫…出来てるとは思うんだけどね)。それに、そもそも、短調ベースからの大~きな展開…あからさまのメジャー変化なんてのは、それ、結構 難しいことだからさ~、と、
あえての ″一瞬メジャー!″…その方法で、そういうの(お決まりの転調.他)と同じ効果を狙ったのだと思っている。乗り切ったのだと…。
つまり、Cメロは、切り札として、付け足されたのだ…と。あくまでも、ライトな感じでのね…。
そして、40代以上の方には、″懐かしさ″と ″(あの頃の)若さ″を、10代,20代ぐらいの方には、″(ちょい)安心感″と ″(逆に)新しさ″を提供したのだと思った。そして、見ている景色は、結構同じ…″共通点あるよねー!″だ。
たとえ、ルート & ルーツは、違っていても、同じようなモノを 味わってもらうためにね、ためのね…作戦,仕掛け。違うかな?
とにかく、短調のままいってしまわない…あの感じは、″工夫してんな~!″って、思ったな。けっして、″変わらない″…サビ部分のエンドレス! それを より効果的に魅せる…ひと手間だ。
まあ、いろいろと、バランスの ちょーどいい曲に仕上げてきたな、という感じだわ。いい出来の楽曲。

ただ、″この曲…そこまでは、そこまでは、浸透しないだろうなぁ~。ま、売れるだろうけどね~″…なんてね。
あ、あくまでも、『恋チュン』との比較の中で…のコトですよ。でも、そう思ってる。
理由は、2つ。
1つは、やっぱ、トリコロールカラー(白・紺・赤)を軸とした画的イメージと屋外…を連想させる『恋チュン』と、
ハロウィンカラー(黒・紫・オレンジ)を軸とした画的イメージと屋内の『ハロウィン・ナイト』…。
やっぱね、(より浸透していくには)″抜け感″…って、結構…必要な要素だと思ってんだよね。大事だと思うよ~。
『恋チュン』と比べると、密室(的)だから!って、別に、それだけじゃあない。やっぱさ、メイクと衣装…″誰が、誰やねん!?″って、あの判別しにくい感じ…とかさ、真夏のハロウィン…″暑苦しいわっ!″って、実は、(心の中で…)あると思うんだよね~。
ま、例えば、曲の後半部分で、全員が、衣装も仮面もパーン! 脱ぎ捨ててー!放り投げてー!…とかいう演出とかも、セットやったら… まだ、いいんだけどさ~。てか、そもそも、メイクやしね…。
マジックの連発!…や、″実は、こんな大物、変装してました!″ってなサプライズも、ま、試せたりは、すんだけどさ。おそらくは、そこじゃない。
やっぱ、(過去の例から考えても)″抜け感″って、ホント、結構…大事な要素だと思うよ。あ、あくまでも、比べると…だけどね。でも、間違いなく、比べるでしょ? 比べてるでしょ?…『恋するフォーチュンクッキー』とさ、(聴きながら)同時に、その全てをさ。
ま~、2番目やもんね~。仕方ないか?

そして、もう1つは、「ハロウィン」という題材そのものだ。そこまで、浸透していかない理由…。
そもそも、そ・も・そ・も …「ハロウィン」そのものが、そこまで浸透してない。思ってるよりも浸透してない!と。題材アウト。
もちろん、ディズニーランド や USJの年間パスポートとかを 毎年、購入してる人からしたら、
″はん!アンタ、何言ってんの? 「ハロウィン」…常識でしょ?″ってな話になるんだろうけどさ、ここは、日本だ。
それ関係… 数年前、タモリさんが言ってた内容に すっごく同意したんだよね。″あ、なるほどね″と…。

″この前さ、明治通りの ○ ○ 側を変装して歩いてる学生たちが、いたんだよ。100人? いや、200人以上は、いたと思う。
で、話してみると、「俺たち、ここ何年も変装とか やって、通り…みんなで闊歩してんスよ。盛り上がってんスよ!」って言うのね。サークル単位で、やってんだって。
でも、(後からついてきてる、シラフっぽい奴に)よくよく聞いてみると、「変装とかしてないとパーティー出れないんですよ。らしいです…な? ハロウィンって、な?」とか言い合ってんのよ。
だから、俺、思わず、「流行ってねーじゃねーか!」って言ってやったんだよ。こんなカッコすんのも…みんな 初めてなんだって。
だからさ~、「ハロウィン」って、実は、定着してないんだよ。流行ってる風…踊らされてるだけ。あれだよ、あれ、「バレンタイン」の初めと一緒一緒。
最近、(「いいとも」に来る)アイドルとか、若い奴に、「ハロウィン」とか、「バレンタイン」の話とか されたりするんだけど、俺、その時は、必ず、「ホントに流行ってんのか?」、「いや、俺、そういうのの撲滅運動してんだ」って言ってやんの。
そしたら、必ず、「エー?!」って…。
だから、俺は、最後に、「日本人だったら、お盆の方が大事だろ?」って言ってやんのよ″…
って、トークするタモリさんに大きく頷いてたよ。

おそらく、「ハロウィン」…これが、日本に幅広く知れわたるキッカケとなった(なってしまった)のは、あの「フリーズ」事件…悲しい出来事からだと思うんだ。
でも、あれから、もう何年経ったのかな?
で、もう、そろそろ「ハロウィン」?
でも、それは、あの「バレンタイン」の時の明治製菓の企業努力 →『バレンタイン・キッス』のヒット…。
そういうのが、「文化」っぽくなるまで、約50年ぐらいなのかな? かかってる。つまりは、「ハロウィン」も それ相当の時間が、かかるよ…ってこと。
たぶん、人々が、思っている以上に、「ハロウィン」は…「ハロウィン」ってのは、そもそも 浸透していない。
でも、それでも、それが、分かった上でも、秋Pは、やってみたかったんだろうね? 挑戦してみたかったんだろうね? その題材を。掘り起こしてみたかったんだと思う…指原莉乃でさ。そこは、分かる。

この前のミュージック・ステーションにて、
タモリ:(「ハロウィン」)流行ってんの?
AKB:・・・(モゴモゴ気味)
タモリ:指原、大分には、来てんの?
指原:まだ、来てないです!

改めて、指原は、賢いな…と。状況を全部分かってる。おそらく、他のアイドルだったら、ウソついてたと思うもんね…″やだー!流行ってますよー!″、そして、″来てます!来てます!″と。あの日の大学生,あの日の「いいとも」ゲストたちだったらね…。
だから、『ハロウィン・ナイト』… 確かに、指原センターでないと、成立しない曲だわ、と、その一言を聞いて思った。″これから、私が…″だよね。
″抜け感″と、″そもそもが、浸透していない「ハロウィン」″と…。この2つの不利の中、「指原」というキャラクターで、どこまで行けるか?… そこは、ま、非常に興味あるトコロなのです。
とにかく、曲は、いいんじゃないかと思ってる。
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