総選挙シングルで『恋するフォーチュンクッキー』を超える楽曲を出すのは至難の技だ。
去年は『心のプラカード』であえなく撃沈。今年は『恋チュン』と同じ指原センターということで、更に難易度が上がった。
テレビ番組で初めて見た時、これは不戦敗だと感じた。楽曲で勝負に行っていない。楽曲が主役ではない。ハロウィンの仮装やダンスこみで、総合的なパフォーマンスとして流行らせようという戦略。『ようかい体操第一』や『おどるポンポコリン』と同じ土俵を選んだのだ。
それは1つの戦略だが、あくまで楽曲鑑賞を主とするファンとしては少し残念だった。
しかしCDが発売され、フルコーラスを映像なしで鑑賞するまで評価は留保した。例えば2番の歌詞が秀逸で、テレビで見るのとは全然違う味わいがあることは珍しくない。しかしその淡い期待も叶わなかった。
昔のディスコサウンドを再現し、「ハロウィンの夜はお化けたちと一緒に夜通し踊り明かそう」というようなアバウトな歌詞で、気持ちよく踊れればいいという曲。
困ったことには、そんな曲でも、何回も聴いているうちに耳に馴染んできて、気持ちよく感じて来た。本当に困ったものだ。
もんた&ブラザーズの『ダンシングオールナイト』もそんな曲だったと思う。一種の中毒性がある。
ディスコミュージックとは、そうあるべきなのかもしれない。
何も考えずに気持ちよく踊れればそれでいい。踊っているうちに自然と体が覚えて行く。
1点だけ気持ち良くない点を挙げると、サビの「ハロウィンナイト ミッドナイト ブギー ナイト」という歌詞だ。歌詞カードを見ないと聞き取れないし、ブツブツ切れる音符にうまく乗っていないように感じる。「ハロウィンナイト」に続く後半部分は、「さあ踊れ」のような日本語歌詞の方がしっくり来ているのではないか。
それから、指原センターである必然性がない。「地味な子にもあっと驚く奇跡が起きる」という『恋チュン』は正に指原への当て書きだった。そんなに何曲も当て書きするのは難しいかもしれないが、何か指原らしい要素が入れ込めなかったか。(私が気づいていないだけかもしれないが)
ここまで書いていたら、ピーナッツさんの記事がアップされた。指原と言うより年齢層の高い指原ファンをターゲットにした曲だという考察。なるほど。指原ファンではないが、私もまんまとその狙いにはまってしまった中高年だ。
去年は『心のプラカード』であえなく撃沈。今年は『恋チュン』と同じ指原センターということで、更に難易度が上がった。
テレビ番組で初めて見た時、これは不戦敗だと感じた。楽曲で勝負に行っていない。楽曲が主役ではない。ハロウィンの仮装やダンスこみで、総合的なパフォーマンスとして流行らせようという戦略。『ようかい体操第一』や『おどるポンポコリン』と同じ土俵を選んだのだ。
それは1つの戦略だが、あくまで楽曲鑑賞を主とするファンとしては少し残念だった。
しかしCDが発売され、フルコーラスを映像なしで鑑賞するまで評価は留保した。例えば2番の歌詞が秀逸で、テレビで見るのとは全然違う味わいがあることは珍しくない。しかしその淡い期待も叶わなかった。
昔のディスコサウンドを再現し、「ハロウィンの夜はお化けたちと一緒に夜通し踊り明かそう」というようなアバウトな歌詞で、気持ちよく踊れればいいという曲。
困ったことには、そんな曲でも、何回も聴いているうちに耳に馴染んできて、気持ちよく感じて来た。本当に困ったものだ。
もんた&ブラザーズの『ダンシングオールナイト』もそんな曲だったと思う。一種の中毒性がある。
ディスコミュージックとは、そうあるべきなのかもしれない。
何も考えずに気持ちよく踊れればそれでいい。踊っているうちに自然と体が覚えて行く。
1点だけ気持ち良くない点を挙げると、サビの「ハロウィンナイト ミッドナイト ブギー ナイト」という歌詞だ。歌詞カードを見ないと聞き取れないし、ブツブツ切れる音符にうまく乗っていないように感じる。「ハロウィンナイト」に続く後半部分は、「さあ踊れ」のような日本語歌詞の方がしっくり来ているのではないか。
それから、指原センターである必然性がない。「地味な子にもあっと驚く奇跡が起きる」という『恋チュン』は正に指原への当て書きだった。そんなに何曲も当て書きするのは難しいかもしれないが、何か指原らしい要素が入れ込めなかったか。(私が気づいていないだけかもしれないが)
ここまで書いていたら、ピーナッツさんの記事がアップされた。指原と言うより年齢層の高い指原ファンをターゲットにした曲だという考察。なるほど。指原ファンではないが、私もまんまとその狙いにはまってしまった中高年だ。