AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

NMB48須藤凛々花ソロ曲『ショートカットの夏』に首ったけ。(ときめき研究家)

2016-07-30 19:00:00 | ときめき研究家
NMB48『僕はいない』のカップリング曲として収録されている須藤凛々花のソロ曲『ショートカットの夏』が素晴らしい。初めて聴いていきなり気に入って、繰り返し聴いている。

何より須藤凛々花の声がいい。いわゆるアニメ声で、若い頃の渡辺麻友を彷彿とさせる。抑揚やビブラートは一切なく、直線で引いた線の中をポスターカラーで塗ったような声だ。生歌だとどうなのか知らないが、CDで聴く限り、音程もリズムもしっかりしていて安心して聴ける。自信を持って声を出している感じだ。このボーカルは貴重だ。素晴らしい武器になると思う。

楽曲も素晴らしい。
海辺でフリスビーを投げ合って遊ぶカップルの歌で、男性視点でほとんど「水着姿の君が好きだよ」と歌っているだけの歌詞が潔い。榊原郁恵の『夏のお嬢さん』が「ビキニがとっても似合うよ」「僕は君に首ったけなんだよ」と歌っていた感じに非常に近い。
曲調も、エレキギターとブラスが賑やかな、いかにも夏のアイドルソングという風情。サビのメロディーも非常にシンプル。2番のAメロは繰り返しを省略。サビのリフレインで一旦スローダウンして、エンディングに向けスピードアップする手法も定番。安心して聴ける曲だ。
それでいて、夏の楽しさの中に、一抹の寂しさがブレンドされているのが歌謡曲っぽくていい。

つまりは、須藤凛々花の歌声を楽しむために、余分な要素はできるだけ排除して、シンプルに作られた楽曲なのだと思う。プロの仕事だ。

歌詞の中で1つだけ気になる仕掛けがあった。
フリスビーが波に流されて、それを取ろうと海の深い方に入って行こうとする「君」に、「そこから先は危ない 今すぐ僕が助けに行こう そのままでいてね」と呼びかける。この「そのままでいてね」というのは、その場所にいてという意味のほかに、大人にならず今のままの君でいてほしいというダブルミーニングになっている。そしてそれは須藤凛々花本人への呼びかけでもあるのだ。
似たようなレトリックの曲を2曲思い出した。
乃木坂46『ガールズルール』。海の中で脱げたサンダルが波に流されるのに「待ってもう少し」と呼びかけるが、それは恋愛とは無縁の女同士の夏をもう少し楽しみたいというダブルミーニング。
AKB48『ギンガムチェック』。「この道をいつまでも歩けるわけじゃないけど」というフレーズは、自転車を押して彼女と歩いている実際の道と、中途半端な彼女との関係の両方を意味している。

それにしても須藤凛々花だ。
これまでNMB48と言うと、山本彩のあのドスの効いた声の印象だけが強烈だったが、これからNMB48を聴く新たな楽しみが1つできた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“名伯楽”秋元康 指原莉乃プロデューサー就任(総選挙分析ライター)

2016-07-30 09:55:00 | 分析系 メンバー
“名伯楽”秋元康 指原莉乃プロデューサー就任(総選挙分析ライター)


かなり以前の2010年12月のインセプション アワードにAKB48の総合プロデューサーの秋元康氏が出席し、そこにAKB48メンバーとして現HKT48の指原莉乃、横山由依(AKB48G総監督)、仁藤萌乃(AKB48卒業)ら3人も同伴した。この時のインタビューで秋元氏は指原が将来「AKBの裏方」として「番組の構成」をしているのではないかと話していた。

(秋元)僕は指原に真顔で進めているのは放送作家にならないか。ブログがすごくおもしろい。書くことにすごく力がある。まあ多分あと何年かしたらAKBの裏方として番組の構成とかやっている
(指原)なんで今センターになりたいと言っているのに。
(秋元)元センターで(今裏方の指原さん)・・・
「インセプション アワード」映像


当時この何気ない会話を聞いた時秋元氏が言った指原が将来「AKBの裏方」として働く話はさておいて、それよりも秋元氏が「元センターで」という表現を使ったときにまだAKB48の第2回選抜総選挙でやっと19位だった指原が将来センターを狙える逸材として秋元氏が見ているかもしれないと思うとうれしく感じたものだ。あれから6年たって指原はなんと今年のAKB48の総選挙で自身3回目のトップをとり、史上初の2連覇を成し遂げた。今や”ラスボス”感満載の「絶対女王」、AKB48Gの現センターとしてAKB48 45枚目のメジャーシングル曲『LOVE TRIP』を歌っている。

そして、指原は「TVにいっぱい出る」という自身の夢に邁進しAKB48Gのアイドルとしての活動の他、バラエテイータレントとして毎日のようにTV出演して活躍中だ。

一方で、今になってあの時秋元氏が言った指原が将来「放送作家」、「AKBの裏方として番組の構成とかやっている」という話がかなり現実味を帯びてきた。

2012年6月に指原がAKB48からHKT48へ移籍してからの指原の仕事の領域は前述した1アイドル、1バラエテイータレントからHKT48劇場支配人としてコンサートのセットリスト作成、ドラフトメンバー選出、舞台座長の経験、HKT48ドキュメンタリー映画の監督として映画作成などクリエィティブでなおかつ編成などの「裏方」の領域にも広がってきている。そして、指原は今回秋元氏らと代々木アニメーション学院のプロデューサーに就任し学生を対象に「アイドルプロデュース」を行うらしい。
秋元康、指原莉乃らプロデューサー就任

まさしく、秋元氏が6年前に指原に言った話がはるかに大きなスケールで進行中である。そして指原への仕掛け人は全て総合プロデューサーの秋元氏によるものである。指原のたぐいまれな資質を見抜いた秋元氏が指原の仕事の領域をどんどん広げている。

指原は秋元康という“名伯楽”(注)により自身の才能をさらに開花していきそうだ。


以上


(注) 名伯楽:すぐれた資質を持った人を見抜く力のある人物。「伯楽」は古代中国の伝説的な馬の目利きの名前。


「指原莉乃のすべての関連記事」
当ブログライターが執筆した指原莉乃関連の記事について
「AKB48グループメンバー記事一覧」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする