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文化・アイドル論(ナッキー)

2015-12-01 00:13:28 | アイドル論
文化・アイドル論(ナッキー)

ギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロス
「文化とは何か。それは国の吐息だ。
文化がなければ、それが迫害されれば、国は息ができなくなり窒息してしまう。」

イタリアの哲学者、ジョルジョ・アガンベン
「資本主義とは単なる経済の一つの主義というよりも、一つの宗教だ。
資本主義はただの宗教ではない。
より強く冷酷で、非合理で息のつまる、かつてない宗教だ。
(資本主義を生み出した)キリスト教のような、救済も、贖罪も、破門も資本主義にはない。
何者にも邪魔されずに、その信仰を延々と保つことのできる絶対的な文化というレベルの宗教だ。
現代世界はこの資本主義という宗教によって、より非合理な形で支配されている。
私たちは選ばなくてはならない。国内総生産の成長か、それによって失われる人間性の方か。どちらが大事か。
彼ら(資本主義)宗教者たちは、もちろん、常に安定した成長を手にするために、人間性の破壊をよしとするだとう。
資本主義(という宗教)が見据えているのは世界の変容ではない。世界の破壊だ。


アイドルは文化である、がこのブログの主張であるが、文化を定義することは難しい。
相撲は文化である。
歌舞伎は文化である。
落語は文化である。以上は、日本人の共通理解、普遍性が高い。

アイドルは文化である、と言えるのか。
アイドルが迫害されれば、日本は息ができなくなり窒息してしまうのか。

相撲も、歌舞伎も、落語も、観客を引きつけることで存続・継承してきた故、競争に勝ち残ってきた歴史より、資本主義の一部なのである。しかし、文化の一部であり、文化を破壊するものではない。
アイドルは行き過ぎた資本主義として、文化を破壊するおそれがある文化なのかもしれない。

ナッキー

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