”アイドルって、ちょっとだけ…歌ヘタな方がいいのかも?”
それを僕なり…納得した(できた?)日があった。
あれは、夏の暑い日やったなぁ~。とにかく、夕食後、腹パンパンで行ったレンタルビデオ屋さん…
”なんで「ナウシカ」やねん!? てか、それを 何十回 観んねん!? お前は 日テレ局員か?”…
しぶしぶの「風の谷のナウシカ」だった。
だけど、この夜は、こんなことを思ったんだ…。
それは、劇中のBGM曲「遠い日々」(ナウシカ・レクイエム)という曲についてなんだけど、
あ~ あの…
”ラン、ランララ、ランランラン…”って、あれね。小さい女の子がバックで歌ってる…あの曲ね。
あれ…最初の段階では、もうちょい年上の…歌上手い子の予定だったんだよね。
でも、(本編用)サウンドトラック前、そのイメージアルバム作成の段階…
”ラン、ランララ、ランランラン…”
あの声の主は、久石 麻衣ちゃん。久石 譲(この映画の音楽監督)の娘さんで、当時4歳だ。
そりゃ、息(ブレス)とかも ぜんぜん浅いから、テンポなんか、常に、つっかえつっかえのガッタガタ。さらに、音程もグッチャグチャ。さらにさらに、”ララララ”と続けて発音出来ないという あの舌っ足らずぶり…。
まさに、ザ・4歳! ふつうの子。
でも、それが良かったんでしょうね。そんな 未完成の「遠い日々」がね…。
理由は、その曲が流れる部分が、幼きナウシカの心, ナウシカのトラウマ, 王蟲(おうむ)とのあったかい交流…そういう場面だったからだ。その声…純粋さ。
4歳の女の子が、幼いナウシカの気持ちを表現する。やっぱ、そのリアルさだよ。この映画が、名作となった…おそらくは、1番の原因だと思ったりしてる。
11歳では、無理なんだよ。上手過ぎると逆効果の場合も出てくるってことあんだよ…絶対に。
大切なことは、リンクしてる…っていうことだと思った。
ま、後でも言うけど、これ、16歳の女の子(アイドル)が、16歳の女の子の気持ちを表現するのに、最も適した存在なんじゃないか? おんなじことなんじゃないか?とか 思ったんだよね。
リアル ってことの本当の意味…。
さて、劇中、3回使われている…この曲。
1つは、王蟲(おうむ)の巣を人間が荒らしてしまい、金色の触手…ナウシカの心を調べられるシーン。
2つ目は、”虫と人は、同じ世界には 生きられないのだよ”…大人たちに王蟲の幼虫を取り上げられるシーン(ナウシカの夢の中)。
そして、最後の3つ目は、王蟲の暴走を命を投げ出して食い止めたナウシカが、再び、王蟲たちの触手によって、今度は 上空へと運ばれ、生きかえるシーン (今、金色の草原を歩いてる彼女こそが、”青色の衣をまとった伝説の英雄だったこと”が、みなに分かるラストシーン)。
この3つ、この3つを、もし? はるかに歌の上手い お姉さんヴァージョンで 公開してたら、曲も映画自体も…そら 魅力出なかったやろうなぁ~?とか、すごく思ったんだよね。しぶしぶ付き合わされた 「風の谷のナウシカ」を観ながらね。
そして、中ほどでも言った、アイドル曲との共通性だ。何が、リアルか?って…。
秋Pってのは、”この曲は、14歳~16歳ぐらいの…”とか、”この曲は、高校上がったくらいの…”とか、まあ 年齢以外のこともなんだけど、わりと、その設定を絞りこんで書いてると思っている。実は、結構…狭い。
ま、アイドル楽曲ってのは、元々、他カテゴリーの楽曲よりも定点がハッキリしがち…だとは思ってるんだけど、秋Pの場合は、その定点感が、他の作詞家の人よりもキツいかな?と…。
それは、たぶん、AKBメンバーの観察記録 &U+A0言動U+A0& メンバーの中で流行っている言葉とかから抽出して、そこヒント! ようやくの…出た1個、そっからの世界観だから、そう感じるんだと思ってる。
他人よりも、”一般的に”感が 薄い。
だから、例えば、15歳のメンバーの子から出た それだったら、15歳の普通の子が 表現して マックス!の状態になるよう…元々 作られてるってことだ。
そして、これ…「ふつうの子」ってのが、実は、ポイントで、それが、AKBの本質なんだと…。
「クラスの8番目」ってのは、実は、いろんなことを意図している…と、ずっと思ってた。
”8番目にカワイイ”って、結構みんな…そっち(の意味)にいきがちだけど、秋Pは、そこに、”歌唱力もね、てか、全部ね”…そういうことも最初から言っていたんだと思ってるのね。
32人学級で、女子が 半分だとして、16人。”8番目”…は、ちょうど真ん中だな。秋Pは、たぶん、そこ…謙遜は していないと思うので、32人学級…そこは、リアルな数字…あるある。そして、”8番目”…「8」という数字。「8」=「ふつう」。
つまり、最初から、ごくふつうの歌唱力の子に、その歌詞のリアルを表現してほしかったんだと思ってる。「風の谷のナウシカ」の話じゃないけど、そっちの方が、絶対に都合いい訳だ。
カラオケ世代のお子さんたち。でも、いうても…そんな、みんな…歌とか上手くないからね。平均すると、ちょうど良いヘタさ…だからね、AKBにも ”そこ、平均点でなければ困る”…そういう考えが働いていると思うのです…秋P。
”ちょっとだけ、歌ヘタ”…それが、AKBのリアルな姿だと思ってる。一般のレベル…それに寄り添ってるAKBの歌唱力だ。
で、あんまり、歌…とか 上手くなられると困る訳だよね…秋Pは。ついでに、あんまり、年…取られても困ると思う…アイドル世界の作詞家としての秋Pはね。
”その歌詞世界を100% 表現できてナンボ!”…
だから、AKBは、ある意味…正解。
そういう理由で、アイドルの歌ヘタ O K!を納得した日がありました。
ただ、久石麻衣さん…って、今、35歳。現在、「麻衣」という名前で歌手活動をされている。童謡をはじめ、すごく評価の高い歌手だ。
でも、あの歌は、もう歌えない。1度きりの録音。もう あのようには…。
同じように、アイドルって、その時の歌が、5年経って、7年経って、もう苦しくなりつつあるメンバーが増えてきた増えてきた。そういうトコ…あると思います!
だけど、そのことをできるだけ悟られちゃいけない。自分自身も誤魔化さないといけない…”もう マックスではない”ことを、そこ…寄り添えないことを。
ただ、ファンは、”なんか違和感”ってな感じと、”懐かしいなぁ~”という言葉で、もう 実は、気づいては いるんだな、これ。
つくづく、アイドルは、大変だ。なるほど、アイドルの寿命が短いはずだ。
”会いたかった~ 会いたかった~ 会いたかった~ 君にぃ~…”
今、これをマックスで伝えられるのは、その第一条件を突破している HKT48だけなのかもしれない。
アイドルは、「今」を歌う…その世代の代表選手なんだと思ってる。
それを僕なり…納得した(できた?)日があった。
あれは、夏の暑い日やったなぁ~。とにかく、夕食後、腹パンパンで行ったレンタルビデオ屋さん…
”なんで「ナウシカ」やねん!? てか、それを 何十回 観んねん!? お前は 日テレ局員か?”…
しぶしぶの「風の谷のナウシカ」だった。
だけど、この夜は、こんなことを思ったんだ…。
それは、劇中のBGM曲「遠い日々」(ナウシカ・レクイエム)という曲についてなんだけど、
あ~ あの…
”ラン、ランララ、ランランラン…”って、あれね。小さい女の子がバックで歌ってる…あの曲ね。
あれ…最初の段階では、もうちょい年上の…歌上手い子の予定だったんだよね。
でも、(本編用)サウンドトラック前、そのイメージアルバム作成の段階…
”ラン、ランララ、ランランラン…”
あの声の主は、久石 麻衣ちゃん。久石 譲(この映画の音楽監督)の娘さんで、当時4歳だ。
そりゃ、息(ブレス)とかも ぜんぜん浅いから、テンポなんか、常に、つっかえつっかえのガッタガタ。さらに、音程もグッチャグチャ。さらにさらに、”ララララ”と続けて発音出来ないという あの舌っ足らずぶり…。
まさに、ザ・4歳! ふつうの子。
でも、それが良かったんでしょうね。そんな 未完成の「遠い日々」がね…。
理由は、その曲が流れる部分が、幼きナウシカの心, ナウシカのトラウマ, 王蟲(おうむ)とのあったかい交流…そういう場面だったからだ。その声…純粋さ。
4歳の女の子が、幼いナウシカの気持ちを表現する。やっぱ、そのリアルさだよ。この映画が、名作となった…おそらくは、1番の原因だと思ったりしてる。
11歳では、無理なんだよ。上手過ぎると逆効果の場合も出てくるってことあんだよ…絶対に。
大切なことは、リンクしてる…っていうことだと思った。
ま、後でも言うけど、これ、16歳の女の子(アイドル)が、16歳の女の子の気持ちを表現するのに、最も適した存在なんじゃないか? おんなじことなんじゃないか?とか 思ったんだよね。
リアル ってことの本当の意味…。
さて、劇中、3回使われている…この曲。
1つは、王蟲(おうむ)の巣を人間が荒らしてしまい、金色の触手…ナウシカの心を調べられるシーン。
2つ目は、”虫と人は、同じ世界には 生きられないのだよ”…大人たちに王蟲の幼虫を取り上げられるシーン(ナウシカの夢の中)。
そして、最後の3つ目は、王蟲の暴走を命を投げ出して食い止めたナウシカが、再び、王蟲たちの触手によって、今度は 上空へと運ばれ、生きかえるシーン (今、金色の草原を歩いてる彼女こそが、”青色の衣をまとった伝説の英雄だったこと”が、みなに分かるラストシーン)。
この3つ、この3つを、もし? はるかに歌の上手い お姉さんヴァージョンで 公開してたら、曲も映画自体も…そら 魅力出なかったやろうなぁ~?とか、すごく思ったんだよね。しぶしぶ付き合わされた 「風の谷のナウシカ」を観ながらね。
そして、中ほどでも言った、アイドル曲との共通性だ。何が、リアルか?って…。
秋Pってのは、”この曲は、14歳~16歳ぐらいの…”とか、”この曲は、高校上がったくらいの…”とか、まあ 年齢以外のこともなんだけど、わりと、その設定を絞りこんで書いてると思っている。実は、結構…狭い。
ま、アイドル楽曲ってのは、元々、他カテゴリーの楽曲よりも定点がハッキリしがち…だとは思ってるんだけど、秋Pの場合は、その定点感が、他の作詞家の人よりもキツいかな?と…。
それは、たぶん、AKBメンバーの観察記録 &U+A0言動U+A0& メンバーの中で流行っている言葉とかから抽出して、そこヒント! ようやくの…出た1個、そっからの世界観だから、そう感じるんだと思ってる。
他人よりも、”一般的に”感が 薄い。
だから、例えば、15歳のメンバーの子から出た それだったら、15歳の普通の子が 表現して マックス!の状態になるよう…元々 作られてるってことだ。
そして、これ…「ふつうの子」ってのが、実は、ポイントで、それが、AKBの本質なんだと…。
「クラスの8番目」ってのは、実は、いろんなことを意図している…と、ずっと思ってた。
”8番目にカワイイ”って、結構みんな…そっち(の意味)にいきがちだけど、秋Pは、そこに、”歌唱力もね、てか、全部ね”…そういうことも最初から言っていたんだと思ってるのね。
32人学級で、女子が 半分だとして、16人。”8番目”…は、ちょうど真ん中だな。秋Pは、たぶん、そこ…謙遜は していないと思うので、32人学級…そこは、リアルな数字…あるある。そして、”8番目”…「8」という数字。「8」=「ふつう」。
つまり、最初から、ごくふつうの歌唱力の子に、その歌詞のリアルを表現してほしかったんだと思ってる。「風の谷のナウシカ」の話じゃないけど、そっちの方が、絶対に都合いい訳だ。
カラオケ世代のお子さんたち。でも、いうても…そんな、みんな…歌とか上手くないからね。平均すると、ちょうど良いヘタさ…だからね、AKBにも ”そこ、平均点でなければ困る”…そういう考えが働いていると思うのです…秋P。
”ちょっとだけ、歌ヘタ”…それが、AKBのリアルな姿だと思ってる。一般のレベル…それに寄り添ってるAKBの歌唱力だ。
で、あんまり、歌…とか 上手くなられると困る訳だよね…秋Pは。ついでに、あんまり、年…取られても困ると思う…アイドル世界の作詞家としての秋Pはね。
”その歌詞世界を100% 表現できてナンボ!”…
だから、AKBは、ある意味…正解。
そういう理由で、アイドルの歌ヘタ O K!を納得した日がありました。
ただ、久石麻衣さん…って、今、35歳。現在、「麻衣」という名前で歌手活動をされている。童謡をはじめ、すごく評価の高い歌手だ。
でも、あの歌は、もう歌えない。1度きりの録音。もう あのようには…。
同じように、アイドルって、その時の歌が、5年経って、7年経って、もう苦しくなりつつあるメンバーが増えてきた増えてきた。そういうトコ…あると思います!
だけど、そのことをできるだけ悟られちゃいけない。自分自身も誤魔化さないといけない…”もう マックスではない”ことを、そこ…寄り添えないことを。
ただ、ファンは、”なんか違和感”ってな感じと、”懐かしいなぁ~”という言葉で、もう 実は、気づいては いるんだな、これ。
つくづく、アイドルは、大変だ。なるほど、アイドルの寿命が短いはずだ。
”会いたかった~ 会いたかった~ 会いたかった~ 君にぃ~…”
今、これをマックスで伝えられるのは、その第一条件を突破している HKT48だけなのかもしれない。
アイドルは、「今」を歌う…その世代の代表選手なんだと思ってる。