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AKB研究生『強い花』 峯岸みなみの私小説(KC)

2013-02-26 00:10:15 | 分析系 曲
AKB研究生『強い花』峯岸みなみの私小説(KC)

AKB研究生『強い花』。この美しい童話の解釈は?(ときめき研究家)は、二番の歌詞「オオカミの声がしても」を見逃している。

少女が靴屋の角にたって売り始めた時には、「イキイキしていた花」がなくなったのは、オオカミに食べられたから。

アイドルが、「イキイキとした花」で生き続けるには、オオカミの誘惑を断ち切らなくてはならないという秋元康の説教くさい歌と解釈してしまう。

「しおれている花は売れません」は、坊主頭になった峯岸みなみは正規公演には出演できません。(注)

私の解釈には弱点がある。一番の歌詞で、すでに、花は時間とともにしおれていくさまが描かれているから。しかし、

恋愛の禁を犯さなくても、劣化していくアイドルが、一番の「しおれていく花」
劣化していないアイドルでも、恋愛の禁を犯したら、「しおれた花」になるのが二番。
というストーリーなのであろう。

この曲は、研究生公演のアンコールで歌われる可能性がある。
岡田奈々は、モバメで、
「私の声わかる?(笑)
一応言っておくと..
『少女は花売り靴屋の角に立ち
両手にいっぱい花をかかえてた』
出だしのこの部分、
未姫と2人で歌ってるから聞いてみて」
と書いていた。この曲はカラオケを聴いてもなかなかよい。

アイドルの歌でワルツというと、伊藤咲子「乙女のワルツ」youtube音源

石田優美画伯の絵が掲載されていた読売新聞には、次回の秋元康のコラムは3月31日と書いてあった。「強い花」の解説を期待したい。

注:筆者は峯岸みなみは研究生に降格させずに正規公演に出演させるべきだと思う。よりによって研究生公演に出るのは興醒め。
嫌味な秋元康は、研究生公演で「強い花」の中の、「しおれた花」である峯岸みなみに、私小説を歌わせようと意図しているのかもしれない。

KC
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1 コメント

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恐れ入りました (ときめき研究家)
2013-02-26 06:29:51
「狼」が男性の誘惑を象徴していることは伝統的な「お約束」です。
『狼とプライド』に触発された記事では、過去事例を挙げています。

ところが、この曲の「オオカミの声がしても」を、そういう意味に解釈することはできませんでした。この曲のレコーディング時には、まだ峯岸は研究生ではなかったという知識が、想像力の邪魔になっていたのだと思います。

狼の誘惑があっても「恋愛禁止」を続けていると、いつの間にか少女としての魅力がなくなり、恋愛のチャンスを逃すという警告を歌っているようにも解釈できます。現実の指導とは全く違うメッセージですが。

アイドルのワルツは、本当に少ないのです。
アルバム曲ですが、南野陽子『海のステーション』は切ない名曲です。




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