空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

菅直人元首相の引退と「知ってた」案件

2024-10-09 23:17:47 | ノート
 記事メモ。

産経新聞 「間違いと思わぬ」中国人船長保釈判断 衆院選不出馬の菅直人元首相、尖閣漁船衝突 2024/10/8 18:22

立憲民主党の菅直人元首相(77)は8日、国会内で記者会見し、次期衆院選への不出馬を改めて表明した。首相在任中の平成22年9月に尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖で発生した中国漁船衝突事件で、中国人船長を超法規的に釈放したことについては「大きな間違いだったとは思わない」と主張した

 彼の在任中の中国漁船衝突事件。なぜだか中国人船長が釈放されてしまったが、政権的には「検察独自の判断」と主張。ンなわけあるかと批判の声は延々挙げられてきた。当然首相の政治判断によるもので、この度、それを認めたもの。

当時の民主党政権は釈放について「検察独自の判断」と繰り返し強調し、政府の関与を否定し続けてきた

菅氏は8日の記者会見で中国人船長の釈放を自ら指示したかを問われ、経緯に関する細かい記憶は薄れていると断りつつ、「首相だから、私が指示したといわれるのは当然だ」と認めた。その上で、「あの段階の判断として(日中関係を)こじらせるよりも、ある程度の理解の中で対応したつもりだ」と説明した

 行政府の長として当時「部下のせいにした」というブラック企業的やりよう。
 外交の秘密として真相は何も語らず隠滅するのが日本的感覚の一つで、それを貫徹できなかった「男らしくなさ」。
 そうした点でやはりダメなほうの菅は批判非難され続けるだろう。あるいは原発しくじりのほうの菅は。

菅氏は当時の行動について、「私は間違っていなかった。事態を把握し、対応する上で非常に効果的だった」と強調。事故対応全般に関しても「何とか日本の危機を回避できた」と総括した

 まあ当人としてはそう総括するでしょうね。
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