福井新聞 女子中学生の遺書は「くたばれ」 第5景・教育(8) 2018年2月12日 午前7時10分
「警察庁によると、16年の自殺者数は2万1897人で7年連続の減少。しかし5歳ごとに区切った年齢階級別でみると、15歳から39歳までの5階級で、死因の1位だった。自殺対策白書は「若い世代の自殺は深刻」と指摘する」
「茂さんは「未成年者の自殺の動機は周囲に対する抗議に尽きる」と話す。そして「たった一人でいい。家族でも友達でも先生でもいい。たった一人、味方がいれば自殺をすることはない」と断言する」
遺族を追い詰めかねない発話ともとれる。まあ言いたいことはわかるんだが。
福井新聞 発達障害の子「死ねば分かった?」 第5景・教育(6) 2018年2月3日 午前7時20分
伸ばしようでなんとでもなる子は、そっちで何とかできればそれでよいのです。
そーいう多様性を認めない、認めたがらないひとも多いですから。
さて。
産経新聞 SNS相談、若者が8割 厚労省、自殺対策の柱に 2018.6.9 18:18
「3月の自殺対策強化月間に、13団体が実施した会員制交流サイト(SNS)の相談事業で、年齢が判明した相談者の8割以上を未成年と20代の若者が占めたことが9日、分かった」
「3月の相談事業では、1万129件の相談が寄せられ、このうち6133件が未成年と20代からだった。内容は「メンタル不調」(2357件)が最も多く「家族」(1187件)「学校」(999件)が続いた」
若い子の死亡数の推移がものっそい堅調で、多少減らせんかなあと思われる今日この頃。
ところが大学業界での対応は、なんというか…というメモ:
まあその、カウンセリング的なマインドのなんかそれ、なのだろう、発想の根本は。
それ自体は正義に適う。
が、五月病だのなんだの、個々に事情が違うので、一様な対応を、しかも強要された場合に、いったいどういう効果があるのかさっさとデータを出して説得してみろ、という気持ちに。
地方から出てきてノート仲間を作りそこなって孤立して…という学生に人間的なつながりを持たせよう、とかいうことは勿論理解する。が、参加を強要される場で、いったいどういう親密さが得られようか。
つうかデータ的に高評価が得られたとしても、自殺するような少数例はそういうところからは漏れるわけである。だって少数派だし。
もちろん、心ならずも一時、少数派に紛れ込んでしまわざるを得なかった子は、こうしたきっかけで陽気な世界に復帰できるかもしれない。
だが
のである。
大学の先生の基本的な属性は(本来)学者であり、大学の教育だろう。だからまずすべきことは、大学生に良質の大学教育を提供するところにある。これに対して「それはさておき」とつぎつぎ食事会だのなんだの…突っ込まれると…
…疲労する。学生イベントの引率を、「公務で遊びに行けるんだからいいじゃないですか」だの気楽に言われるが、あのなあ、研究もなにもない、おしゃべりで人生を過ごすようなひとたちならそれで喜んでいくだろうが、研究者は発表・論文の予定が詰まっていてだな…。
…それでいて教員として登録されていたりするぶん、「わたしはけんきゅうしゃでござい」と主張するあたり、すげえ邪魔。
学会に顔をだすだけ、立派じゃないですか。
うちの老害のひとりなど、学会発表の気配もなく、最新業績は20年前とかで、かつ「オレは論戦でまけたことがない」と低学年に威張っているそうですよ。すげえや。
あとまあ、クラシックをかけるだけの教養もまあまあいけてますよね。
「警察庁によると、16年の自殺者数は2万1897人で7年連続の減少。しかし5歳ごとに区切った年齢階級別でみると、15歳から39歳までの5階級で、死因の1位だった。自殺対策白書は「若い世代の自殺は深刻」と指摘する」
「茂さんは「未成年者の自殺の動機は周囲に対する抗議に尽きる」と話す。そして「たった一人でいい。家族でも友達でも先生でもいい。たった一人、味方がいれば自殺をすることはない」と断言する」
遺族を追い詰めかねない発話ともとれる。まあ言いたいことはわかるんだが。
福井新聞 発達障害の子「死ねば分かった?」 第5景・教育(6) 2018年2月3日 午前7時20分
伸ばしようでなんとでもなる子は、そっちで何とかできればそれでよいのです。
そーいう多様性を認めない、認めたがらないひとも多いですから。
さて。
産経新聞 SNS相談、若者が8割 厚労省、自殺対策の柱に 2018.6.9 18:18
「3月の自殺対策強化月間に、13団体が実施した会員制交流サイト(SNS)の相談事業で、年齢が判明した相談者の8割以上を未成年と20代の若者が占めたことが9日、分かった」
「3月の相談事業では、1万129件の相談が寄せられ、このうち6133件が未成年と20代からだった。内容は「メンタル不調」(2357件)が最も多く「家族」(1187件)「学校」(999件)が続いた」
若い子の死亡数の推移がものっそい堅調で、多少減らせんかなあと思われる今日この頃。
ところが大学業界での対応は、なんというか…というメモ:
中央大の先生が最近教員の労働力搾取が著しいと言っていたのだけど、これを読むと無理もないなと(有料会員ではないので冒頭部分だけですが)。ランチ会のテーマが「大学で何をガンバろうか?」というのはもう目も当てられない。 https://t.co/cDCkvVenKS
— Toshio Ohnuki (@t_ohnuki) 2018年5月22日
教員とランチ食ったくらいで退学が防げるなんていまだに思ってるなんてどうかしてる。学生がやめるのは教育の質が低いからに決まってるのに、そこから目を背ける取り組みをいくらやっても無駄です。→「五月病で中退」防げ…大学教員とランチ会も : 読売新聞
— 山本 啓一 (@kyamamoto) 2018年5月22日
https://t.co/nAvU8yiV35
まあその、カウンセリング的なマインドのなんかそれ、なのだろう、発想の根本は。
それ自体は正義に適う。
が、五月病だのなんだの、個々に事情が違うので、一様な対応を、しかも強要された場合に、いったいどういう効果があるのかさっさとデータを出して説得してみろ、という気持ちに。
地方から出てきてノート仲間を作りそこなって孤立して…という学生に人間的なつながりを持たせよう、とかいうことは勿論理解する。が、参加を強要される場で、いったいどういう親密さが得られようか。
つうかデータ的に高評価が得られたとしても、自殺するような少数例はそういうところからは漏れるわけである。だって少数派だし。
もちろん、心ならずも一時、少数派に紛れ込んでしまわざるを得なかった子は、こうしたきっかけで陽気な世界に復帰できるかもしれない。
だが
どのレベルで決まったことかにもよるけど、なぜ組織として「素人」に学生のメンタルケアをさせようなんて思ったのか。実に危なっかしい。
— Toshio Ohnuki (@t_ohnuki) 2018年5月22日
のである。
大学の先生の基本的な属性は(本来)学者であり、大学の教育だろう。だからまずすべきことは、大学生に良質の大学教育を提供するところにある。これに対して「それはさておき」とつぎつぎ食事会だのなんだの…突っ込まれると…
…疲労する。学生イベントの引率を、「公務で遊びに行けるんだからいいじゃないですか」だの気楽に言われるが、あのなあ、研究もなにもない、おしゃべりで人生を過ごすようなひとたちならそれで喜んでいくだろうが、研究者は発表・論文の予定が詰まっていてだな…。
…それでいて教員として登録されていたりするぶん、「わたしはけんきゅうしゃでござい」と主張するあたり、すげえ邪魔。
大学って老害が大量に巣食ってるんだよ。卒業生とかだとガバガバだし、小さい組織内で学生相手に威張り散らした教授が歳食ってるだけで権力もって、自分は実験せず個室でクラシックかけて寝て特に何も教えないけど学会でドヤ顔で発表したりするんだよ。うちの研究室の話ですけど。
— さがみはら (@mijinko_bun) 2018年5月24日
学会に顔をだすだけ、立派じゃないですか。
うちの老害のひとりなど、学会発表の気配もなく、最新業績は20年前とかで、かつ「オレは論戦でまけたことがない」と低学年に威張っているそうですよ。すげえや。
あとまあ、クラシックをかけるだけの教養もまあまあいけてますよね。
だから若い研究員は使い潰されたりして育たないし、研究やりたいならよっぽど上の大学院か海外行った方がいいんだなって、私の就職と入れ替わりに入ってきたポスドクが死ぬほど怒鳴られて毎日繰り返すだけの実験実験実験で速攻辞めたし院進予定の学生も全員別の研究室移ったって聞いた時思った。
— さがみはら (@mijinko_bun) 2018年5月24日
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