al ShababがGedo方面でエチオピア軍に奇襲。
BBC Somalia Islamists al-Shabab ambush Ethiopia troops 10 March 2012
Gedo県中央部Yurkut村近くのエチオピア(・ソマリア暫定政府)軍の根拠(宿営)地に,土曜夜明けごろ,二方向から攻撃を仕掛ける。戦闘は3時間以上続く。al Shababの主張ではエチオピア側は73名の死亡を被る。他方ソマリア政府側の主張ではal Shabaab構成員48名を殺害したとする。尤も,この数字を確証することは困難。
BBCの通信員は,これはエチオピアが昨年11月に再介入して以来,最も激しい戦いであったという。
AUはBaidoaないしBeledweyneからエチオピア兵を引き揚げたい意向を広報したばかりであったという。
BBCの記事はWill Rossの言として,al Shababは最近(政府側の)攻勢によって軍事的に弱体化したではあろうが,しかしこの事件は彼等が自派の兵力を消費したわけではないことを示す―という旨,伝える。
@somalia_watcher ソマリア・ヲチャ 「(なおバイドア失陥の際、アルシャバブは激しい抵抗を見せていません。拠点は放棄しましたが、エチオピア軍と戦うことで生じる著しい損耗は回避しています。)」(2012/3/11)
お馴染みの戦法を取っていたわけで,この種の攻勢があることは双方予定に織り込み済みだったろうが,いくら”大本営発表”とはいえ,一回の戦闘の死者数が50人を超えると報じられるのは非常に異例。
Garowe Online Somalia: 50 killed in bloody battle against Al Shabaab Mar 10, 2012 - 7:21:39 AM
Garowe Onlineの説明では,al Shababの奇襲は成功し,暫定政府側検問所を制圧,さらに進攻。しかしエチオピア・暫定政府軍は増援を得て反撃,失地を取り戻した―様子。
死傷者数については,al Shabaabの軍事関係広報Abdiaziz Abu Musabが,エチオピア兵73名を殺害したが,自派の損害はただの5人であり,他に10名が負傷したのみとすること・名前を明かさない暫定政府側広報官が,苦戦を認めつつal Shabab agentsを80名殺害したとすることを伝える。
Somalia Report Heavy Fighting Sweeps Somalia Mar 10, 2012
こちらでは少々説明が違っており―襲撃された場所はYurkutでよいのだが,それは a convoy of Ethiopian and TFG forces en route from Luq to Baidoaなのである―stationedしていたというのは,駐屯していたりしていたわけではなく,単に宿営しただけかも。
al Shabab側の威勢のいいセリフについてはここでも変わらず報じられる―武器を奪ったぞ,捕虜をとったぞ,というのが追加情報。但し,暫定政府側の威勢のいいセリフが聞ける点,こちらは別の価値がある。なんでも,39名のal Shabab構成員を殺害し,その内の一人はal ShababのBay県指導者のSheikh Shacirである,というのである。
金曜夜には下ShabelleでRas Kamboniとal Shababが衝突,12名もの死者が発生したともいう。al Shababはなおも戦闘能力を失っていませんね。
Shabelle Media Network Tense of fighting mounts in southwestern Somalia region Mar 11, 2012
単なるconvoyなのではなく,前日の攻撃作戦から引き続き作戦しようと準備していたところ,だったという説明。
Shabelle Media Network Ethiopia dismisses reports of major Somali losses Mar 11, 2012(Reuters)
エチオピア側は,al Shababの主張する戦果を否認するが―al Shabab側はこの主張をまた否認,捕虜とした二名はそのうちメディアに出そうという。してみると,捕虜を取れたのは本当のことかもしれない。
BBC Somalia Islamists al-Shabab ambush Ethiopia troops 10 March 2012
Gedo県中央部Yurkut村近くのエチオピア(・ソマリア暫定政府)軍の根拠(宿営)地に,土曜夜明けごろ,二方向から攻撃を仕掛ける。戦闘は3時間以上続く。al Shababの主張ではエチオピア側は73名の死亡を被る。他方ソマリア政府側の主張ではal Shabaab構成員48名を殺害したとする。尤も,この数字を確証することは困難。
BBCの通信員は,これはエチオピアが昨年11月に再介入して以来,最も激しい戦いであったという。
AUはBaidoaないしBeledweyneからエチオピア兵を引き揚げたい意向を広報したばかりであったという。
BBCの記事はWill Rossの言として,al Shababは最近(政府側の)攻勢によって軍事的に弱体化したではあろうが,しかしこの事件は彼等が自派の兵力を消費したわけではないことを示す―という旨,伝える。
@somalia_watcher ソマリア・ヲチャ 「(なおバイドア失陥の際、アルシャバブは激しい抵抗を見せていません。拠点は放棄しましたが、エチオピア軍と戦うことで生じる著しい損耗は回避しています。)」(2012/3/11)
お馴染みの戦法を取っていたわけで,この種の攻勢があることは双方予定に織り込み済みだったろうが,いくら”大本営発表”とはいえ,一回の戦闘の死者数が50人を超えると報じられるのは非常に異例。
Garowe Online Somalia: 50 killed in bloody battle against Al Shabaab Mar 10, 2012 - 7:21:39 AM
Garowe Onlineの説明では,al Shababの奇襲は成功し,暫定政府側検問所を制圧,さらに進攻。しかしエチオピア・暫定政府軍は増援を得て反撃,失地を取り戻した―様子。
死傷者数については,al Shabaabの軍事関係広報Abdiaziz Abu Musabが,エチオピア兵73名を殺害したが,自派の損害はただの5人であり,他に10名が負傷したのみとすること・名前を明かさない暫定政府側広報官が,苦戦を認めつつal Shabab agentsを80名殺害したとすることを伝える。
Somalia Report Heavy Fighting Sweeps Somalia Mar 10, 2012
こちらでは少々説明が違っており―襲撃された場所はYurkutでよいのだが,それは a convoy of Ethiopian and TFG forces en route from Luq to Baidoaなのである―stationedしていたというのは,駐屯していたりしていたわけではなく,単に宿営しただけかも。
al Shabab側の威勢のいいセリフについてはここでも変わらず報じられる―武器を奪ったぞ,捕虜をとったぞ,というのが追加情報。但し,暫定政府側の威勢のいいセリフが聞ける点,こちらは別の価値がある。なんでも,39名のal Shabab構成員を殺害し,その内の一人はal ShababのBay県指導者のSheikh Shacirである,というのである。
金曜夜には下ShabelleでRas Kamboniとal Shababが衝突,12名もの死者が発生したともいう。al Shababはなおも戦闘能力を失っていませんね。
Shabelle Media Network Tense of fighting mounts in southwestern Somalia region Mar 11, 2012
単なるconvoyなのではなく,前日の攻撃作戦から引き続き作戦しようと準備していたところ,だったという説明。
Shabelle Media Network Ethiopia dismisses reports of major Somali losses Mar 11, 2012(Reuters)
エチオピア側は,al Shababの主張する戦果を否認するが―al Shabab側はこの主張をまた否認,捕虜とした二名はそのうちメディアに出そうという。してみると,捕虜を取れたのは本当のことかもしれない。
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