空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

【ゴミ問題】大昔のデポジット制の瓶リサイクルとかステキだったよねと

2019-05-30 09:47:57 | Newsメモ
 例えば紙のリサイクルなんてのは、とにかく手間のかかるものだ。人間の手を、どうしても多数必要とする―

BBC Could making recycling pay save the planet? 29 May 2019 By Tim Harford

It is a crucial job: if waste paper is too contaminated, it cannot be recycled.
It is also a job that is hard to automate successfully. It needs humans.


 それゆえ

So rich countries started shipping their waste to countries where workers are poor enough to sort it for wages low enough to turn a profit.

 から船で帰るくらいなら、リサイクル物品とやらを積み込んで帰り、それを人件費が安価な状況を利用して成長しても来た。だが中国は豊かになって、もはやそうはいかない―

China's fast-growing economy exported lots of manufactured goods, and instead of ships returning empty, they were loaded with waste for China to recycle.

But as China got richer, the government decided it no longer wanted to be a dumping ground for the world's trash.

 なので新たな道を探す必要がある。きらくにぽいぽいゴミをすてて、高い人件費をかけてそれを分別するか―いやそんなふうにコストフリーで捨ててしまえればこそ、あるいはゴミ捨ての権利を買わされていればこそ、こんなざまになってるんだろう、そうではなく大昔のデポジット制にでもしたら、リサイクル産業のサイクルがまわりはしないか―などと考えてもいいかもね、とか。

 そういえば近所のスーパーマーケットが、リサイクル物品を大量にまとめてもってきてくれれば買取とかサービスとかするよ、とやりはじめたか。実際上、人件費的に、消費者に押し付ける格好にはなるとおもうが、まあ―小遣い程度であれ、そのほかの価値―地球環境のためにとか、お母さんの家計の足しにとか、なんとか―もついてくるので、そう悪い取引でもない。



 別件、ちょっと興味深いが

A TV ad campaign known as "The Crying Indian" helped shift the mood, in America at least.

First shown in 1971, it shows a Native American man paddling his canoe down a trash-polluted river, and standing by a road as a passing motorist tosses a bag of fast-food detritus at his feet.


 つまり1970年代には「インディアン」がネイティブアメリカンを指していた、それをもっぱら指していただろうことがわかる。あとまあさらっと自然に発揮される差別意識とか。

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