空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Igdheys村をめぐる闘争調停の話

2009-11-05 17:42:59 | プントランド関連
Garowe Online Somalia: Puntland president meet with elders over security in Bari region Nov 4, 2009 - 3:04:20 AM

 プントランド大統領はBari県の支族間闘争に関わる支族長らと昼食を兼ねつつ面会。場所は大統領官邸,Abdirahman Mohamed "Farole",内相Abdullahi Ahmed Jama Ilka jiirおよび副内相Ali Yussuf Ali Hoshほか政府関係者が参加。

 これら氏族長らは火曜にも,内務省で面談したのだそうで―氏族間闘争を収めようとの強力な努力がなされている様子。基本,土地争いだが,武力衝突で結構な人死にが出ており,政府は和平令を出し,400の兵を現地に展開し,抑止力としている様子。

 先行のニュースはこれ:

Garowe Online Somalia: Puntland govt issues ruling to end clan violence Oct 21, 2009 - 11:00:59 AM

 10月21日。36名の死者を結果したIgdheys村をめぐる争いを政府側から裁定しようと式を開き,演説をした。政府側参列者を挙げれば:大統領Abdirahman Mohamed "Farole",副大統領Abdisamad Ali Shire,治安相Gen. Abdullahi Said Samatar,財務相,労働相Mohamed Nur “Agweyn”,港湾相,さらに軍司令官Said Jama "Tutaweyne",警察長官Mohamed Hassan Afey,プントランド情報局長Osman “Diana” Mohamud。ほとんどオールスタープロジェクト。さらにイスラム学者―プントランドで最も学識ある一人というSheikh Ahmed師。

 大統領曰く,「今日,我々がここにいるのは,氏族間闘争を終結させるためだ。それは私の選出前に起こったことだが」―「いくつかの計画が遅延しているのだ。しかし我々の仕事は同時的に進んでいくもので,私の任務とは和平をもたらすべく,時間と予算を費やすことだ」。

 プントランドのポリシーは「合同と正義」であり,「平和は発展の庭だ。戦争は地獄である」。

 またさらに,「誰であれ和平を脅かす者は法によって裁かれるであろう」。そして臨時基地を設営,400の兵をおくとした。

 争乱を除き,『平和なプントランド』というイメージを育て,維持しようとする,当局の努力が認められるべきでしょうね。

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