またまた「美の壷」を見て格安高速バスで上京しました。
浅草寺に隣接している「アミューズミュージアム」には田中忠三郎さんが長年集めた
青森の刺し子、ボロつなぎや、裂き織りを集めた展示館です
浅草は観光客で賑やか、毎日がお祭りのようなのね
布は貴重なもので寒さ(すなわち死)から身を守るものだった
2代3代と大切に継ぎをあて受け継がれたボドツギの着物
◎ボドツギ
古い小布を「ツギヌノ」という。そして、それを使って、
着物や肌着などの破れた所を補修していくことを「ツギする」
「ボドツギ」と言う。「一寸四方、小豆を包む大きさがあったら大事にせよ」
と親から伝えられ、人々はどんな小さなものでもとっておいたのである。
田中忠三郎 「物には心がある」から抜粋
夜着「ドンジャ」中は当時貴重な綿でなくワラです、これに家族がくるまって寝ていたそうです。
このボロたちの前ではなにも言うことがありません、何代もの女たちが家族のために
継ぎ充てをして重ねられて大事に受け継がれてきたものです
また、長年青森を歩き回って収集した田中忠三郎さんの生きかたにも敬服します。
本当に大切なものとはなにかと、教えられたような気がします。
屋上からスカイツリーも見えました
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