9月23日
3時起床、
身支度を済ませテルモスのお湯でバナナを食べて3時半ヘッデンを頼りに歩き出す。
前日下見をしていたのに、所々でウロウロしてしまいます。
第二堰堤、まだ暗いです。
6時、角兵衛沢の取り付き、
ここは川が深い場所ですが、
丸太が掛けてあり、何とか濡れずに渡れました。
時期が違えば丸太もないでしょうし、水量も違うと思います。
正面に鋸岳の第一尾根と第二尾根が見えます、
間に見えるのは角兵衛沢の頭でしょうか?
2時間ほどこんな樹林帯を登ります
ふかふかでとても歩き易いです。
大岩下に出ました。
これから石くずとの格闘が始まります。
足を乗せると、ガラガラと崩れる登山道
ヘルメットがあると安心です。
下って来る方達もやっぱり、ガラガラ、ザーと不気味な音を上げています。
「タカネビランジ」がひっそりと咲いています
角兵衛沢のコルが見えてきましたが辛い登りは続きます。
本当にえらいこっちゃな山です。
見下ろすと、ずーと下に戸台川が見えます、
あすこから歩いて来たのね。
あー仙丈岳が見えてきました。
コルからは快適な稜線歩き、秋が始まっています。
11時
やったー M姉さん鋸岳に登頂しました。
お祝いに私が用意したのは、こんな幕です。
本当におめでとう!!!
雲海に浮かぶ鋸岳(第1高点)2685m
甲斐駒ケ岳に続く稜線は中々魅力的な道ですが、
私たちの技量ではここまでです。
さあ帰りましょう。
でもあの岩のガラガラ道は、下りのほうがもっと怖かった、
急斜面の足場がどんどん崩れていくんです。
行きには寄らなかった大岩下ノ岩小屋の水は本当に甘く美味しかった。
渡渉地点の丸太です
河原に降りたあたりから足が悲鳴をあげてきて
前を歩くM姉さんに離されながらも、
陽が落ちる前になんとか帰り着きました。
13時間を超える登山は初めて、
長~~い一日でした。
鋸岳はちょっぴり酸っぱく、渋く、甘く、がっつりとお腹いっぱいのお山でした。
正直10歳も年上の彼女には
教えられることばかり、
おまけに、体力持久力も負けています
信州百名山完登、中々耳にしませんが、お仲間も凄いですね。
山梨の百名山もありますが、平均標高の高さは圧倒的です。
サプライズも素晴らしい、良かったです♪
岳は酸っぱいものは…