10月7日
~あどけない話~
智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間(あいだ)に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である
智恵子抄で有名な 安達太良山の紅葉と
宝の山の磐梯山に行ってきました。
長野を5時半出発 磐越道を走って
登山口の奥岳温泉ロープウェイ登山口に10時30分着
見上げる空は・・・
二本松市方面 赤が強い
カメラの画素数が小さなままで撮ってしまい 写真がイマイチ
安達太良山頂の空
山頂標識 1699.9m
沼の平
篭山方面
くろがね小屋方面の谷間もきれい
週末の「くろがね小屋」は満員なので
職場にわがままを言って 休んできました。
無理して来たかいがあります、最高のロケーション。
かけ流しの温泉は 酸性度がレモンと同じだそうです。
窓を開けると黄葉が広がり、至福の時間を過ごしました。
完全予約制の小屋は ゆったりして 夕ご飯のカレーはお替りしてしまいました。
同じ時期に 是非また訪れたい小屋です。
――みちのくの安達が原の二本松松の根かたに人立てる見ゆ――
あれが阿多多羅山(あたたらやま)、
あの光るのが阿武隈川。
かうやつて言葉すくなに坐つてゐると、
うつとりねむるやうな頭の中に、
ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります。
この大きな冬のはじめの野山の中に、
あなたと二人静かに燃えて手を組んでゐるよろこびを、
下を見てゐるあの白い雲にかくすのは止しませう。
コメントありがとうございます
気が付かずすみません
くろがね温泉はちょーお薦め
ツレとまた来なくちゃ。
東北の温泉と紅葉は、群を抜いていますね。
特に赤が凄いです。遠出が出来ないので
近くを俳諧していますが、戸隠なども黄色が多いです。
「智恵子抄」を読んでいたのは私たちの世代までかしら?
残念ながら子供たちには伝わっていませんね。
お忙しいlilyさん お茶でもランチでもディナーでも・・・
美しい景色、見せていただきました。
いつも、ありがとうね。
高村光太郎 の詩集は、中学生の時、
愛読書でしたよ。
歌も知ってますよ。
おーい雲よ、どこまでゆくんだぁ!
(山登りしたけれども 足腰に自信なくて夢の夢)