発泡山軽便鉄道 雑記帳

鉄道模型(主に猫屋線)をいじりながら、風景・鉄道写真などを中心に気ままにアップしている、とりとめないブログです。

客車整備2

2020年05月31日 | 猫屋線(改造)
2両目の改造に取り鰍ゥる際、頭をよぎったのが、2両とも同じ車内でいいのか?という疑問。

どうせするならキロ28の座席も使ってみたいのだが、この座席はもともと「ぼったくり」急行用。いくら使えそうだからと言って、ここで使うのは、、、?!思いついた!

戦前の鉄道車両の一部には、皇族の使用や会社重役の使用に専用の「貴賓車(来賓車)」がごくわずかだが存在してた。

そういうのは全く無用と思われた軽便鉄道にも車内の記録はないが、ごくごく少数あった。たしか北陸の頚城鉄道(だったと思う)、生野鉱山を走った10円電車の『赤がね号(だったと思う、これは役員車)』の説明で見た気がする。

ならばHOナローの世界に「貴賓車(来賓車)」を作ってしまおう、というわけでやってみた。


元来賓車(貴賓車)を格下げ改造した一般車という設定で、中央に窓4つ分を使った貴賓席、その前後に4人分のクロスシート1脚を置いてみた。このクロスは、窓3つ分に相当するため車站部の1人席は設置見合わせ。

そしてこの改造で初めてロングシートの部材を発見。
そう座席を切り離す際に出る、座席下の部分。
カットの仕方を考えないと、ロングシートには不向きになるが、多少のことに目をつぶれば、ロングシートらしい雰囲気は出る。

キロ28の座席がちょっと幅広のため、2-1での席配置がちょっと難しくだからと言ってその部分を空間にしたのでは、ちょっと締まらない。

で、座席下パーツを置いてロングシート風にしてみたら、意外にハマった。
一応元貴賓車という設定なので、ロングシートもキロ28のパーツを使いちょっと豪華(?)に。


一般車もこの要領でロングシートを設置。
カットの仕方で背もたれ部が凹凸になったけど、この部分は外からはあまり見えないので、気にしない。

着席数は、一般車が26名、元来賓車が22名。ちなみにオールロングシートだと28名ぐらい。ま、これぐらい座れればいいか、軽便だし、、、。


例によって妻面ドアを黄色に塗り分けると、いい感じ。ただ壁が黒一色なのはちょっと問題か。


一応元来賓車という事で、デッキ側も黄色で色分け。


調子こいて、車体外側も、こんな塗分けにしてしまったが、、、横面どうしよう?

客車整備(1)

2020年05月31日 | HOナロー
先日アップした座席装備をもうちょっと詳しく。

座席整備の対象となったのは、予定外だった古典風味客車の方。

予定では2両とも一般的なロングシートになるはずだった。

これが変わったのは、たまたま見た草軽電鉄の記録動画。

その中に車内撮影もあり、その時初めて片側クロス(ボックス)、片側ロングの座席配置を発見、衝撃を受けた。

それ以来、手持ちの客車の一部をこの座席形態にする気にはなっていたのだが、その対象はキクニ(キニ?)改造したキハとペアになっていた客車。古典風味客車はあくまでロングシート予定だった。


その気が変わったのはやっぱりこの座席パーツ。

KATOの43系客車の物だが、1つずつ切り離して使えば猫屋線用に転用できる感じ。
オリジナルのままでもシートピッチ自体は、窓2個半に1ボックスという32系客車並み。
なのでなんとなく使うことにした。


まずは床板設置。

この客車の床形状が比較的シンプルで、床板が作りやすかったのも、改造する気にさせる。

自作の床板自体は、窓ガラスの止めと床下パーツの間に入れることができるよう、0.2mm厚のプラバン。

それをタッチアップペイントで黒1色に。

そして黒一色だった車内妻面も、貫通ドアを黄色で塗り分け。

ところが貫通ドアがはっきりした分、その妻面に座席を置くと、貫通ドアの半分が座席になってしまう。
ロングシートなら問題ないが、クロスシートにするなら一人用しか置けない。しかも上3分の2ほどはガラス用プラバンが重なるので、妻面板に座席を固定するのは難しい。


そして座席を窓を参考に仮配置、2個半に1脚ずつ置くと窓10個に対し4脚がキレイに置ける。なお車端部は1人用にしないといけないが。


座席は、裏面に両面テープを貼り固定。


床面に座席を固定。あくまで目分量で配置したため、車体をかぶせないとその配置が正しいかどうかはわからないが。ただシートピッチ自体は、本家の43系客車より少し広い(はず)が。
車端部は窓ガラスパーツが入る分、少し壁から離している。


窓ガラスをかぶせると、斬新なトロッコ客車の出来上がり。

ただこの時点では、ロングシートは未装備。
実はロングシートに使うパーツが、この時点では見つからなかったのだが、、、。



車体をかぶせると、クロスシート部分は何となくいい雰囲気。

この調子で2両目に行くはずだったのだが、、、。