石原産業のフェロシルトを入れるのは、管理型処分場です。
そこで、産業廃棄物の処分場の概略を紹介します。
日本では、一般廃棄物最終処分場が2065施設,産業廃棄物最終処分場が2751施設あります(1999年度末)。
産業廃棄物最終処分場は、3つに分類され、遮断型42施設、安定型1664施設、管理型1045施設が稼働しています。
その特徴は、例えば、 東京都の解説 では、次のようです。
2 埋立処分の実際
《質問6》 最終処分場にもいろいろあるそうですが、そちらの処分場はどういう風に分類されるのですか。
回答 最終処分場の機能・形態により、次の3つのタイプに分類されます。
ア しゃ断型処分場・・・有害物質を含む、燃えがら、ばいじん、汚泥などの産業廃棄物を埋め立てます。有害物質を含むため公共用水域、地下水と完全にしゃ断する必要がありますから、側面と底面をコンクリートで囲い、上部には屋根を設けて雨水が入らないようにします。
イ 安定型処分場・・・産業廃棄物のうち廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリート破片及び陶磁器くず、がれき類の5品目が対象となります。周辺環境へ影響を及ぼすおそれが少ないため、特に埋立空間と公共用水域や地下水と仕切る必要のないものです。
ウ 管理型処分場・・・上記2つで処分される以外の産業廃棄物、及び家庭ごみなどの一般廃棄物が対象になります。浸出水(ごみ層を通過した雨水)が周辺環境へ影響を及ぼさないよう、しゃ水工(浸出水が外部に漏れ出さないようにする設備・構造)、浸出水の集水設備、処理施設が必要です。
インターネットでみると、次の例が分かりやすい図を載せています。
処分場の説明図・ある会社の例
これに対して、フェロシルトの不法投棄の現地では
● 業者の自主検査で環境基準の60余倍の六価クロムが検出された 土岐市鶴里町


(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
現地の詳しい様子。11月15日
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石原産業の製造ラインの① はこちら。
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