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てらまち・ねっと



 先日、「ブログを開始してから丸11年」を達成した。この「gooブログ」から毎日通知されるアクセスデータの今朝の分は、「ブログの開設から 4.023日」「2月25日のアクセス数 閲覧数4.363 訪問者数1.084」だった。

 昨日12時前に通告した一般質問。いつもは朝のうちに投稿するブログをせずに通告文づくりをしていたので、投稿が15時時過ぎになったにもかかわらず、それなりのアクセス。

 その昨日載せたテーマは、1問目の「市の職員給与の現状確認と格差の是正を」(答弁者 市長)。2月25日ブログ
 「非正規職員」の待遇のこと。アップした後刻に、関連する「ネット情報」が流れてきた。以下、リンクを付けておく。増加する「非正規公務員」とはなにか? -2016年02月22日 ブロゴス 上林陽治/地方自治総合研究所

 今日のブログに掲載するのは2問目。「家庭排水処理の方式や予算について」(答弁者 市長)
 下水道事業は、全国の自治体財政を圧迫している。しかも、全国的に、急激な人口減が予想される中で、長大な公共物の建設、維持の是非は、重大な判断をすべき案件である。

 山県市では、公共下水計画完了は2年後。残るは美山地区だけとなる。その美山地区の計画に関して、6年前の議会で一般質問したときの副市長の答弁。
 「2つの大きな処理区域で集合処理する人口は6割、その事業費は約71億円、他地域の人口4割は合併処理浄化槽で概算事業費約10億、これらを合わせて約81億円を見込む。」

 私が、「計画を見直すのが現実的」と指摘したところ、市は再検討する旨を示し、「集合処理人口が0割で合併浄化槽人口が10割、このようなこともありうる」とまで答弁した。

 6年経って、もう実施直前となった美山地区の家庭排水処理事業。その方向性の具体化を提案する。

 なお、明日は3問目をブログに載せる。
 今日は、議会運営委員会の会議があり、昨日までに議長に出された「一般質問の通告文」の確認や通告人数に対応しての「一般質問の日程」の協議など。
 今朝の気温はマイナス2.3度。最近パソコンで根を詰めて仕事をしていたので、今日の午後は、久しぶりに広いところでウォーキングする予定なので、朝のノルディックウォークはお休み。

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  ◆一般質問の過去分を見ていくには、カテゴリー ⇒ 山県市での新しい風ニュース、一般質問など

 ★一般質問通告文/印刷用PDF 3ページ 270KB/質問事項 市の職員給与の現状確認と格差の是正を/答弁者 市長

 ★一般質問通告文/印刷用PDF 2ページ 250KB/質問事項 家庭排水処理の方式や予算について/答弁者 市長

●質問番号2番 家庭排水処理の方式や予算について 答弁者  市長
 公共下水道や農業集落排水のような集合処理では、処理施設の維持管理に莫大な財政負担が必要であることを、誰もが認める時代になっている。実際に、下水道事業は、全国の自治体財政を圧迫している。しかも、全国的に、急激な人口減が予想される中で、長大な公共物の建設、維持の是非は、重大な判断をすべき案件である。家庭排水処理の方式や予算をどうするかは、重要な課題だ。

 山県市においては、「高富・富岡地区の公共下水計画」が完了するのは2年後の2018(H30)年の予定であり、残るは美山地区だけとなる。
 2009(H21)年12月議会での私の一般質問と当時の副市長の答弁の要点は次のようである。

 高富・伊自良地区に投資してきた金額をみると、集合処理(公共下水、農業集落排水=高富と伊自良の全域)の対象地域の市民22000人約7000世帯に対して約230億円の投資がある(利子分を除く)。
 旧美山町は、1994(H6)年に「下水道基本構想」を策定した。次に、自治体合併前の2003(H15)年にできた「基本計画」では、2つの大きな処理区域で「集合処理」する人口は6割、その事業費は約71億円、他地域の人口4割は合併処理浄化槽で概算事業費約10億、これらを合わせて約81億円を見込んでいる。
 私が、「計画を見直すのが現実的」と指摘したところ、市は再検討する旨を示し、「集合処理人口が0割で合併浄化槽人口が10割、このようなこともありうる」とまで答弁した。

美山地区の合併浄化槽の普及率が約30%であることを前提に質問する。

1.若い世代が住むには、水洗トイレはいまや不可欠であり、対策が急がれる。
美山地区の計画の再検討状況はどのようか。
年次的に、今後の予定、実際の事業着手の見込みはどのようか。

2. 自治体合併前を含めて、家庭排水処理に市がいくら支出してきたかを市の提供のデータ、H21年議会の答弁等から整理したのが、この質問に添付した別表である。
市の投資(支出)してきた額を、その地区の「1世帯当」でみると、
伊自良の集落排水は「約450万円」、赤尾、梅原、大桑、桜尾の集落排水は「平均で約370万円」、高富・富岡の公共下水は「約270万円」と概算できる。

 これに対して、美山地区を合併浄化槽で進めれば、「1世帯当約50万円」で済むことになる。
従来より、合併浄化槽については、希望があれば申請してもらって、補助金を交付するという極めて受動的、消極的な姿勢が伴う制度で整備してきた。今後、もし「美山地区はこの制度を継続する」
となれば、伊自良や高富地区で莫大な市の公金を投資して整備したことに比べて、無策に近い政策といわざるを得ない。3町村が合併して、「美山地区」への行政サービスが薄くなっている、という声が少なくない中、あまりに露骨な政策判断と批判されるだろう。
 この点、そしてこの格差のおそれについて、市長の見解はどのようか。

3. 伊自良や高富地区が、美山地区を合併浄化槽で整備した場合の5倍から9倍程度の大部分をすでに支出したのだから、美山地区についても相当程度の額をかけて「合併浄化槽」を進めるべきだと私は考える。しかも、より速やかな整備完了させる計画が不可欠だ。

他県を見ると、合併浄化槽を個人任せではなく、市町村が設置し、維持管理していく方式も展開されている。事業は、公共下水道などと同じ考え方で、申請者の方から浄化槽設置工事の一部を工事分担金としておさめてもらって合併浄化槽を設置、合併浄化槽は市の所有であるから、使用者から使用料をいただいて維持管理(点検・清掃・法定検査)を市が行う公営企業方式など、である。
さらに、合併処理浄化槽の維持管理の徹底のために、市町村直営ではなく、民間のノウハウや資金力を活用した「PFI」手法を導入する自治体もある。

維持管理について、市の直営とするか民営とするかはともかく、市町村設置方式とした場合の費用はどれくらいと想定できるか。
無策に近い「合併浄化槽設置を個人任せにする」のでなく、先の方式などを「見直しの基本方向」と認識すべきではないか。                             以上
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



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