tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

YOKOHAMA大道芸(3)

2009-05-10 20:24:23 | 港町 YOKOHAMA
 
 
 
 

昨今の大道芸は、ジャグリングやアクロバット、あるいはパントマイム等のサーカス芸が主流で、70年代以降に欧米で演じられてきたものが多い。パリのナイトクラブにしろ、欧米ではこうした大道芸のパフォーマンスをきちんと評価する土台があり、パフォーマーたちは道行く人たちの投げ銭で生活が成り立っているようである。
一方、日本では大道芸だけで生計を立てられるのは一部の人で、多くの芸人はアルバイトをしながらというのが実状のようだ。海外では相応の評価を得て、生活できているパフォーマーたちが一様に口をそろえるのは、日本にはまだ大道芸を理解し、育てるという土壌ができていないということ。
たとえば、1日のパンにすら苦労している暮らしの貧しい人々が、大道芸をきちんと評価して、身銭を切ってパフォーマーたちを育てているのである。そうした人々の心にあるものは、芸術に対する深い理解であろう。貧しきものにお金を恵むという感覚ではさらさらなく、自身がもらった感動の対価としての投げ銭である。

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コメント (4)
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