豆腐の別名は「淮南佳品」「淮南術」「淮名」。つまり、中国・淮南地方が「豆腐の発祥地」。
中国で初めて豆腐が作られたのは、今から2100年も前の漢の時代のことだ。根据刘伯文教授と与太田?夫の調査によれば、漢の高祖(劉邦)の末子(六男)・淮南厲王劉長の子である准南王劉安(わいなんおうりゅうあん(B.C.179-122) )が八公山で不老不死の薬を研究するうちに豆腐の製法をみつけたという。
以来、人々は当地のふんだんにわき出る水を使い、大豆をふやかして豆腐を作るようになった。かつてはどの家でも自宅で豆腐を作っており、庭先に豆腐作り用の小屋を持っている。今でも旧正月などの祝いごとがあると自宅で豆腐作りをする人が多いらしい。
中国語の上海スラングに「吃豆腐」がある。
本来の意味は「豆腐を食べる」という意味なのだが、これには「うまい汁を吸う」という裏の意味もあるようだ。男性が女性に対していたずらをしたり、ちょっかいを出すなどの意味で使われている。(と中国語を勉強中の女性が言っていた・・・だろ?)
豆腐の柔らかく白いきめ細やかやな肌が美しい女性を連想させるので、こんなスラングができたのかもしれない。
有名な台北の饒河観光夜市を物色していると、周辺に吐き気を催すような臭気が立ちこめている一角に気づく。恐々その店を覗くと「臭豆腐」の看板。
現地の人たちが美味しそうに頬張っているのを尻目に逃げるようにその場を去った。とても食べてみる勇気はなかった。
一方、同じ豆腐の珍味でも「豆腐乳」。こちらは、台湾の知り合いの女性に教えてもらったおかゆのお供。豆腐を発酵させたもので、まるでチーズのような味わい。焼酎のロックなどのつまみに最高。これがあれば、ほかに何もいらない。その独特のしょっぱさ、甘さ、うまみがお酒を何倍にも美味しくしてくれる。
中華街の店先で「豆腐乳」を見つけたら、ぜひぜひお試しあれ。
ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村