英語の文法が間違っていると言うなかれ。「雪に歌う:singing in the snow」のではなく、雪が鳴く。
札幌に着いたその日は吹雪。雪まつり中の札幌の気温は-3℃。体感温度はマイナス2ケタ。
路面に積もった雪が、車の通行のたびに舞いあがる。
歩道は、車道よりも積雪の分、数10cm高い。歩道の雪の上を歩いていくと、踏みしめられた雪が「キュッ、キュッ」と、まるで鳴き砂のように音を立てる。・・・軽い雪だ。氷点下の気温がもたらす「鳴き雪」
singing snows。
この「鳴き雪」って一般に認知された言葉じゃない。雪を踏む音を表わす日本語がそもそもない。自然の四季それぞれに細やかな表現がある日本語に、雪踏みの音を表す言葉が見つからないのは意外だ。
鳴き雪に隠された、かけがえのないものの存在に、ぼくらは気付かずにいるのかもしれない。
鳴き雪が泣き止めば春だ。北海道の春はいつ頃になるのだろう。
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