一面に咲く菜の花が冬枯れの畑の景色を一変。春の到来を告げるかわいらしい黄色だ。
菜の花畑に春のそよ風が過ぎれば、いつか見たわけでもない日本の原風景と重なり、なんとなく懐かしい気持ちにさせてくれる。
きっと、♪菜の花畑に入日薄れ・・・子供の頃に聞いた歌のイメージが、心に焼き付いているからだろう。
昔から菜の花は、その種から油を搾り、油かすは肥料や飼料に利用されてきた。
最近では、てんぷらなどの食用として利用した廃油を軽油代替燃料などに再利用する取り組みもはじまっている。
少しだけ白がまざる黄色い4枚の花びら。その色はどこまでも優しく、一面の黄色の景色は新しい元気がもらえるような気がする。
菜の花をこよなく愛した与謝野蕪村。
菜の花や 月は東に日は西に
どこかにでかけたくなる春の景色は、花嫁の白いウェディングドレスともよく似合う。
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