猟奇的な彼女

通勤途中の乗換駅でのこと。ど田舎の千葉からさらに気が遠くなるほど駅を通り過ぎる通勤電車。
ぼくの乗る時間帯は、高校生だらけ。田舎の高校生だから、都会の子たちとはまた違った個性があり見ていて飽きない。

乗換駅のホームで、毎朝、20分電車を待つ。長いホームには、田舎のことだから最初は数人しかいないのだが、そのうちに高校生たちがちらほらと同じホームに立ち始める。
ぼくの2m隣には、いつも赤いスニーカーをはき、でかいテニスバックを背負った学生服の男子高校生。かれはいつもスマホに夢中で、スマホを見続ける。
とそこに足早にこちらに向かってくる、制服のブレザーにショートヘアの女子高校生。彼女がだ。ぼくの2m隣に並んでいる男子高校生の頭をこづいて、そのまま足早にぼくの目の前を毎朝通り過ぎるのだ。

全く無反応の男子高校生。ツンデレってやつだ。なんか微笑ましい。
（　＾ω＾）・・・
それがだ。昨日今日と、かの女子高生が姿を見せない。いったい何があったんだ？
気になる。。。