(葛飾北斎 蛸と海女)
「なに言ってんのこのタコ」
筆者は実際に言われたことはないが、古い日本映画などでは、真っ赤になって怒ってる男に対してこんな言葉がよく浴びせられる。
・・・ちがったっけ?タコ社長だったけ?
あんまり、かっこよくないイメージのタコだが、調べてみると意外とクール。なので今日はその話。
日本近海で採れるタコは、ミズダコやマダコなど10科20属55種。世界中のタコの1/5種が生息する。
夜行性で、巣穴を出て甲殻類やあさりなどの貝を食べる。海に潜っていると、巣穴の周りに貝殻が散らばっているので巣穴の存在がわかってしまう。
身を守る硬い殻がない軟体動物のタコは本能的に身を隠す習性がある。
なので、一日のうちでエサ探しに出るのはほんの4~5時間。残りの時間は眠っているか、ハウスキーピングに費やしているらしい。つまり、引きこもり。
だいぶ昔、ダイビングマナーが緩やかだったころ、大瀬崎では、ダイバーたちが潜るたびに、巣穴で寝ているタコが引きずり出され、おもちゃにされていた。ひっきりなしに訪れるダイバーにから受けるストレスのため、自分の腕を食べてしまったタコもいるらしい。ごめんよ。。
ちなみに、当時はマダコに「チラミン」という毒があることは知られてなかった。知らないってことは強い。
ダイビングの教科書には、ヒョウモンダコの咬毒が書かれている。毒はふぐ毒で有名な「テトロドトキシン」で、咬まれると呼吸困難になり、場合によっては2時間程度で死に至るらしい。
こんなタコだが、やはりウツボなどの大きな魚に狙われる。なので、タコのエッチは、互いに体を隠したままのようだ。
続きは明日。
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