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旅に出る理由は人それぞれだ。自己を見つめる旅、自分探しの旅。
・・・孤立化が進む世界の中で、旅人であることの特権は他人から大切にされることという人もいる。
かつての日本は、見知らぬ人との触れ合いがあふれていた。その昔、当時、国鉄と呼ばれてたいまのJRは、各駅停車の夜行列車を運行してした。
お金がない学生たちの旅の手段は、その夜行列車だった。
北に向かう夜行列車には、様々な人が乗っていた。その多くは、冬の間、田んぼや畑の仕事がない父親世代の男たちの上京やふるさと帰りだった。
夜通し走る夜汽車の中で、ぼくらは人生を学んだものだった。車内には見知らぬもの通しの会話であふれていた。決して当時の人々がおしゃべりだったわけではない。それが普通だった。スマートフォンなど一人で楽しむ道具がなかった時代。
昼の各駅電車には、所用があって出かける女たち。旅慣れているのかいないのか、豊富に持ち込む食べ物を、決まって隣り合わせた他人にふるまってくれるのが常だった。
もう日本では見かけることが無くなった風景だ。だが、東南アジアの国に行けば、まだまだ話好きのおっちゃんやおばちゃんたちがいる。見知らぬ外国人をじっと見つめる子供たち。
・・・行きてえ。。。。
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