バラにスパニッシュダンサーという品種があるらしいけど、ここではウミウシ。
赤いドレスの裾に白い縁取りがあったり、黒地にオレンジの縁取り。南国では、体長20㎝ほどのそんな派手な色彩のウミウシがくねくねと水中を泳ぐ。世界最大級のウミウシ。大きい個体は60㎝にもなるという。
いつも泳いでいる、というわけではないのだが、泳いでいる時はまさにフラメンコを踊っているように優雅で大迫力の「舞い」を見せてくれる。なので、スパニッシュ・ダンサーの異名を持つ。
体色が派手なのは、たぶん、有毒な生物を食べることで体内に毒を蓄積しているからだと思う。捕食者など自分に害を及ぼす他の生物に対する警告ため色彩が派手なのだ。
アヤメの花を撮っていて、あの派手なウミウシを思い出した。アヤメも実は「イリジェニン」、「イリジン」「テクトリジン」などの毒成分が、全ての部位に含まれている。特に根っこの部分は毒が高濃度で存在。食べると、腹痛やおう吐を引き起こす。
一方、漢方薬として利用される菖蒲はサトイモ科。なので、こどもの日には菖蒲湯として親しまれているのだね。
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