沢木耕太郎の「深夜特急」。そのドラマ版で、大沢たかおがネパールに入国し最初に訪れた場所はスワヤンブナート。彼のネパールの旅はここから始まった。
ちなみに原作では、作者は降り続ける雨や旅の疲れからカトマンズで沈没し、一転して恐ろしいほどの虚無に襲われる。長雨の中でハシシを吸い、夢うつつを彷徨った。旅で疲労困憊してくると、他人の親切を頼りに過ごしているのに、そうした親切がわずらわしくなるのかもしれない。
さて、天高く聳えるストゥーパ(仏塔)。カトマンズ盆地がまだ湖だった太古の昔からこの丘の上に建っていたという伝説を持つネパール最古の仏教寺院。
385段の階段を、露店や物乞い、獅子やガルーダの石造を参道に見ながら進んでたどり着く。仏塔の高さは15m。その先から5色のタルチョが四方八方へ伸びている。チベット仏教で用いられる5色の祈祷旗だ。青は空、白は風、赤は火、緑は水、黄色は大地を表し、その一枚一枚に経文が書かれている。
ストゥーパには、四方に世界の森羅万象を見渡すというブッダの眼。
そして、ストゥーパの周りにはマニ車。側面に「オム・マニ・ペメ・フム」という観音菩薩の六字真言が刻まれており、これを一回回すだけでお経を唱えたことになる。
ストゥーパを右回りに回り(コルラ)ながら、マニ車をぐるぐると回す。サングラスをかけたぼくの視線がさっきから、そばのネパール美人のサリーのスリットに注がれているのは、・・・あっ、お釈迦様でもわかるめい・・・ってやつだ。
カトマンドゥの街の中はくすんだレンガ色で殺風景だが、街ゆく女性達の民族衣装がとっても色鮮やかで引きつけられる。
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