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モンゴルで最初に出会った馬は明るい栗毛色の牡馬。馬の名前を聞いたら
「ホンゴル」
なんでも、モンゴルでは馬に名前を付けて呼ぶ習慣はないらしい。ホンゴルは明るい栗毛色の馬の毛をさす。
「こいつは若くてパワーがあるから、前へ前へとよく走る」とのこと。
一通り、引馬から並足の直進のレッスンのあと、遊牧民のガイドに引きつられて草原へ。
乗馬初心者には一人の専属モンゴル人ガイドがつく。
途中、休憩をはさんだ時に、顔の周りにハエがたかって嫌がっていたホンゴルが顔をぼくにこすりつけてきた。・・・なんてかわいい奴だ。ハエがたからないように顔をタオルで拭いてあげる。
それを見てモンゴル人ガイドがいい馬だとしきりに感心。。
ところがなんと、初日午後の乗馬が終盤にさしかかったとき、ぼくの馬だけ交代。なんでも明日、「ナーダム」と呼ばれる馬レースがあり、それに参加するためとのこと。
交代となった馬はやや小ぶりの同じく明るい栗毛色の牡馬。ガイドに言わせるとフレン色。性格にムラッ気がある馬らしい。
ぼくにはホンゴルもフレン色もまったく同じ色に見える。でもガイドに言わせると「なに言ってんだよ。ぜんぜん違うじゃないか」ということだ。
それが、ぼくが勝手に名前を付けた「ミレニアム・ファルコン号」との出会いだ。
次の日からファルコンとの珍レッスンの日々が始まる。
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