ツバキの落花。今の季節、大島の道路を車で走れば、路肩に赤い点状のツバキの落花が目を引く。
道の両端に赤い糸の縫い目があるように見えて嬉しくなってくる。
ツバキの落花は、昔の言葉で落椿。ヤブツバキのその花は、がくから花弁へ連続的に移行し、基部は合生するから花弁部よりも重く、このため上向きでの落椿となる。道路が点々と赤く染まる所以だ。
ストンと首が落ちることから、昔の人は、武士の家では椿は飢えないと言ってたような気がするが、実際には室町時代(1338年~)以降、武士はその花の美しさを認め、ツバキは庭園はもとより、華道、茶道で珍重されるようになった。
茶室にポツンと飾られる一輪挿し。そんなイメージもあって、日本画で描かれる椿は、そのほとんどが一輪か2輪。
ツバキはまだらに咲くので、多くの写真家は一輪のツバキの花を接写するようだ。このぼくもまた然り。それゆえ、往々にして花を見て庭を見ずということが多い。
しかし、きれいに剪定された椿の木の樹形はなかなかのものだ。
大島の椿花ガーデン。丹精に育てられたツバキたち。試しにドローンで園を空撮すると、ツバキの木がひときわ存在感を示している。
美しいツバキの園。撮影の課題がまた一つ増えた。
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