芦屋市公光町に建つ「芦屋警察署庁舎」。その南東部にロマネスク様式の旧庁舎正面玄関が残されています。玄関後部の新館は、色調や窓の形状などが旧庁舎の外観と適合するよう配慮され、言われなければ全部が当時の建物と錯覚しそうです。
昭和2年(1927)に竣工された石造庁舎は正面玄関のみとなりましたが、アーチや正面上部に配されたミミズクの彫刻などが、今も往時の面影を伝えています。
旧庁舎玄関アーチの「ミミズク」は、夜警を象徴する鳥。実はお子様たちにはとても馴染み深い「アニメ:トトロ」のモデルでもあります。
芦屋には「国指定重要文化財:ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」をはじめ、他にも幾つかの歴史的建造物が残されているのですが、生憎と未訪問のままです。いつか機会があればと思いながら、市内の渋滞などを想像するとつい億劫になってしまい、結局このままで終わってしまいました。
訪問日:2009年9月19日
そういう「何か」に出会えると、殊更に思い出は楽しいものになります。
みみずくの話は、当時まだ幼かった「また甥君」が、とても喜んで聞いてくれました😊
芦屋にも、魅力的な建物がたくさんあるのですね。
みみずくの彫刻が、夜警の意味を持つとは知りませんでした。まして「トトロ」のモデルだったとは。
いかめしい警察のイメージを変え、心温まる回になりました。