事前の予備知識無しの今回の伊勢神宮参拝、何と内宮神苑での手数入り奉納が見学できるとの事。相撲にはそれほど興味を持っていない二人ですが、現役横綱の手数入式を間近で見られる、こんな機会はおそらく二度とない・・(横綱が誰なのかも知らない二人)
時間は11時からですが「宇治橋を渡る力士は華がある」と言う、誰かの声に釣られて移動。橋の近くは報道陣も含めて凄い人だかり😅 見えてきた力士たちの姿にあちこちから声が飛びます。
外人さん力士と並んでいるのは・・誰だったっけ😓 見た顔なんだけど名前が出てこない。
相撲に興味が無い割には、折角の機会なので前の方で見ようと言う事で、場所確保の為大幅に時間を費やしスタンバイ。背広姿の親方らしき人が土俵を整えている場面。
準備が整ったところで三役力士による「揃い踏み」。ちなみに三役力士とは「大関・関脇・小結」に相当する力士たちで、そろって土俵上で四股を踏むことだそうです。足の着地に合わせて、あちこちで「よいしょ!!」の掛け声が聞こえます。
続いては古式ゆかしく、横綱の「手数入(土俵入り)」の奉納。さすがに横綱の土俵入りとなると、一所作ごとに掛け声と拍手が沸きおこり、その熱気に圧倒されっぱなし😲😲
で・・この横綱・・誰??😓 隣り合わせて仲良くなった方にお聞きしたところ、代69代横綱『白鵬』だと教えてくれました(絶対、あんた何で此処にいるのって思われただろうな。)
「手数入」が終わるとほぼ同じ頃に、「小笠原流百々手式奉納」があると言うので、急遽左に移動。小笠原流というと、礼儀作法を教える流派くらいの認識しかなかったので、ちょっと意外でしたが、鎌倉時代から一子相伝により伝えられてきた礼法・弓術・弓馬術の流派なんですね。(ちなみに昨今、巷に溢れるーおへその前に両手を重ねるー不細工なお辞儀を小笠原流と言う馬鹿がいますが、真っ赤な嘘です)
さて、その弓馬術礼法小笠原流31世小笠原清忠宗家の長男・小笠原清基氏。弓馬術の礼法など全く縁のない私ですが、最初から最後までその所作はとても美しく、神苑の空気の中で凛として輝いていました。
美しい装束をまとった射手たちが次々にもろ肌を脱ぎ弓を射る。耳に心地よく聞こえる弓音。偶然とは言えこんな場面に立ち会えるなんて、夢見たい😄
生まれて初めての車中泊、伊勢を選んだのは特別な何かがあった訳ではなく、「どこに?」となった時、何故か「伊勢へ」と答えていた私・・もしかしたら呼んで頂けたのかな😄
参拝日:2010年4月4日
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