津和野町鷲原イに鎮座される「鷲原(わしはら)八幡宮」。主祭神は『誉田別尊・玉依姫命・息長足姫尊・他15柱』。2012年・2019年、二度の参拝です。
社伝【平安時代の天暦年間(947~956)に山根六左衛門尉という郷士が豊前宇佐八幡宮を勧請したのに始まる。弘安五年(1282)吉見氏の家祖頼行が石見国入国に際し、鎌倉鶴岡八幡宮から勧請、2代頼直が嘉慶元年(1387)に現位置に社殿を建立して遷座したという。天文二十三年(1554)津和野城攻めで焼失するが、永禄十一年(1568)に吉見正頼が社殿を再建。正徳元年(1711)、亀井茲親により拝殿などが建てられる。吉見氏断絶後も津和野の守護神として崇められ、坂崎氏、亀井氏の歴代藩家から崇敬され、祇園社(現・弥栄神社)、武霊社(現・津和野神社)と合わせて津和野藩の3大社とされ、その筆頭に位置づけられた。明治6年(1873)、村社に列する。】
楼門は一間一戸の四脚門で、屋根は入母屋造茅葺。正面に片流れの向拝(檜皮葺)を付け、両脇には同じ梁間で桁行2間。屋根は杮葺で切妻造の翼廊が延びており、その姿は荘厳で優美。
楼門前左右より神域を守護されるのは、津和野藩御用彫刻師『石工:大島松渓』作の独創的かつ個性的な狛犬さん一対。
今回の「鷲原八幡宮」参拝、この狛犬さんがお目当てと言っても過言ではない位、焦がれていたご亭主殿。本当嬉しそうに何枚も何枚シャッターを切っていました(^-^)
バックシャンという言葉が有るそうですが、まさに後姿も美人(^-^)
このお顔・・・本当に優しくて愛らしい。神獣に愛らしいというのは如何なものかと笑われそうですが、初見の第一印象なので仕方ないです(笑)
楼門から続く拝殿は正徳元年(1711)の建立。入母屋造・鉄板葺き、桁行3間、梁間は2間。
内部は畳敷きで、柱間は格子戸および格子窓。南正面に潔斎橋、東側面に神饌所が付属します。
本殿は石垣を築いて一段高くなった敷地に建ち、拝殿との間には石の階段が見えます。 建物は三間社流造、杮葺きで、正面に向唐破風造の向拝を設け、外周に覆屋を構えています。
鷲原八幡宮の楼門、拝殿、本殿は2011年11月29日付けで、国の重要文化財に指定されました。 まだまだ見所一杯の「鷲原八幡宮」ですが、長くなるので続きは明日(*^^*)
参拝日:2012年11月日&2019年4月17日
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