ここ数年展示会や美術館にはほとんど行けていない。
おちびがいると「何かをみに行く」とかは、映画にしてもそうだけど
それ相当のエネルギーをためて行かねばならない。
さて今回は家族の協力を得て岐阜市にある岐阜県美術館「体感アート@県美.com」を観に。
もう行ってよかった、これにつきます。
ほんとは期待してなかった(タイトルがよくわからないし)。
目的はnuiプロジェクト「しょうぶ学園」の作品。
数点しか来てないかなと思ってたんだけど
行ってみるとほぼ「しょうぶ学園展」じゃないですか、感涙感激!!
圧倒的な時間と作業を費やされて濃縮された布、糸たち。
展示の最初にこのチラシにも載っている「シャツ」が見れるんだけれど
もうシャツ生地自体が見えない、様々な糸にからめとられて生地が埋まってる、
シャツじゃない、べつの生き物。
目が離せない。
ひと区画くぎってある空間には壁一面に縫い縫いされた布たちがところ狭しと貼ってあり
めまいがします。
そこでこのしょうぶ園で働き制作を続ける作り手の方の
手作業のようすがDVDで観れます。
展示は5/6までやってるので、ぜひ足を運ばれることをオススメします。
布でいうと、ひびのこずえ以上のショックがありました。
追記:このあと関市にまで足をのばし刃物専門店でお父ちゃんの目的の仕事道具の刃物を購入
息子もちょっといい肥後の守を買ってもらい満足。
刃物の専門店ってある種の緊張感があって「男の世界」ってカンジかしら。
2歳児とわたしは静かなその店内には入れませんでした。
その時は販売をしていたんだけど、
ほぼ完売。
何か分からないけど、凄い打ちのめされて帰ってきたのを覚えてます。
岐阜のも行かなきゃU+203Cと思ってたけど
終わっちゃったと思ってた!
行く!いってきますU+203C
まだしばらくやってるんですね。
ぜひ行ってみたい。
もうすごいエネルギーすごい衝撃ですよね。
今回はミュージアムショップにちょこっと売ってはいますが
それよりもこの数が観れることに感謝です。
アタマの中に針のうごきが、糸のカラミが残像のように残るう~
ぜひぜひ行ってね!
この機会をのがすと東海エリアではなかなか観れないと思います。
もう一度わたしも行きたいよ~
有名なプロデューサーが企画運営しているらしく
建築物も広告も、もちろん布陶器木紙などの作品群も
惹かれるものばかりです。
わたし仕事再開するにあたって自分の中に「熱」がまだ足りないって思ってたけどものすごい大きなものもらったよ。
私はギャラリーhuでやってる間に、どうしても身動きとれず、次の展示ラファエル•ナパスさん(これも見たかったし)を見に行った時にオーナーから写真集を見せて頂いただけで、写真を通してでも衝撃でした。
あれは確かに、布なのに、布であって既に布でない。布だけではないと言うのか。何て言ったらぴったりと言いはめる事ができるんだろう???
驚きなのか憧れなのか羨みなのか、
手の届かない遠いものなのに、どこか近いところにいる気もするし…
いろんな感情が一度に吹き出してきて、何なのか自分でもわからない感じ。
思わず写真集だけでもと取り寄せをお願いしてきてしまいました。
早く取りに行かなくっちゃ。
5/6までやってるとは、いいこと聞きました。
行きたい。
6月の第2週の土曜だか日曜にはやはりしょうぶ学園の“音”のプロジェクトがウィル愛知に来るようなので、こちらも行きたいと思ってます。
もう楽しんでやってる~ってカンジでしたよね!
Izさんのおっしゃるとおり「遠くて近い」
一度こちらの世界に住んでしまったものは容易にそこにはたどり着けない、でもその世界を知っている、みたいな。
わたしは虫たちの作る巣を思いました。
作れそうだけど、作ると模倣になっちゃう。
ものつくりがここに惹かれるのは、ああいうふうに作ろうとして作ってるんじゃなくて、作るという情動にまかせて作ることが出来ているから、でしょうか。
しょうぶ学園の布の作品群は今回その量もすごいので
ぜひ行かれることをお勧めします。倒れそうです。