「亡くなったおばあちゃんのお家を、もう片付けして不要品を捨てるから
もしよかったら欲しいもの持ってって」
という話をたまに聞いて伺う。
今回は毛糸、シーツ、布をいっぱいいただいてきた。
お値段を見ると毛糸は当時としては高価。
この時代はどうも太い毛糸がなかったよう。
おばあさんが編んだものを見てみたら
老眼のわたしには到底できなさそうな、細かい細かい編み目。
こうやって子どもたちのチョッキ(ベストではない)や手袋を作っていたんだな。
時間をかけて、丁寧に。
それでいただいた毛糸の色はファンシーな色合いばかり。
さて。
かなり古かったので一度洗おうと、かせにしてみたけどそれだけですごい時間。
なにせ量があるから。
このパステルカラーそのままだとわたしには似合わなさすぎるので
少しずつ染めていくことにした。
こんなかわいい綿も数メートル単位で巻いてある。
懐かしい。こんな生地、昔いっぱいあったなあ。
洗いざらしの、水気をふく心地よさ。
シーツもいっぱい。
どれもこれも新品で押入れにとってあったみたい。
箱に入っていたもの。
さて。
いっぱい救出してきた。
反物もある浴衣生地とか、晒しもある。
これをどう生かしていくか。
わたしだけでは使い切れないし。
アタマをぐるぐるまわす。。。
こういうモヘア調の糸を編んだセーターを
着た様子もしっかり思い出しました。
この方は好評なので、どんなにか次々と
編む意気込みで毛糸を購入したのかしら。
昔は帽子、エリマキ、手袋、すべてモヘアだと
上等という目で見ていましたね。
今、自分でもくしゃみをしながらモヘアを
身に着けていたのを思い出します。
シックな色に染めるとはさすが!
作品をお待ちしています。
猪谷さんの靴下はモヘアを使う部分も
あったような気がしますが。
モヘヤははその2割くらいでした。
やっぱり高価だったんですね。
ほとんどの毛糸はかせになっていて
どーん!という存在感です。
そのくらいたくさんあります。
染めるのが楽しくなってしまい
染めたかせが家の中に増えていき
玉にする作業が追っついていきません。
編みが遠のいて行ってしまう!
貴重なわたしの「編み物熱」の来ているこの期間に
なんとか猪谷ソックスを編まねば
次回の熱はいつくるかわかりません。
とにかく春が来ようと暖かくなろうと
編まねば!
でもモヘヤで靴下、ちょっともったいないですね。
ような気がします。モヘア糸の帯にある成分を
見ると(必ず??)ナイロンと書いてあるように
思います。それでソックスのよく擦り切れそうな
部分に使うととても丈夫なのですよ。ソックス熱は
そう簡単に冷めないと思いますよ。ソックスは他の
ものと違って真に実用的、誰でも必要としているので
ハートを編み込んだセーターを恋人に送るのとは
まったく違うモチベーションがありますよ。
期待しています。
アクリルとウールの混紡でした。
とっておいてもわたしは活かせないと思うので
(ハートのセーターなんてとてもとても!)
たぶん靴下の一部になっていくでしょう。
このモヘヤは草木染めするとムラが出て
緑の毛糸はモワモワが茶色、真ん中は深緑という
不思議な毛糸に変身。
今朝は染料でピンクを赤に染めてみてますが
結構色が入ってくれました。
そろそろ何色か揃って来たので
編み始めようと思います。
色の組み合わせがこれまた楽しそうで。
猪谷さんの靴下ならでは!ですね。