酒粕は苦手だった。
まず粕汁がダメ、お父ちゃんもダメらしい。
粕漬けもダメ、地元の名産守口漬けも食べにくい。
しかし先日けっこうたくさん酒粕をいただいた。
そこで近所に住むカゴ職人のご夫婦におすそわけしながら
酒粕、どうやって食べます?と聞いてみたところ。
寡黙なご主人「酒粕は、切って、焼いて、たべます。しょうゆ、つけたりして」
むちゃくちゃシンプル、でもたぶんすごいおいしい、聞いてそう思う。
うちではどうするか、そのまま焼くのもいいが小麦粉混ぜてみよう。
適当に塩入れて。
以前酒粕クラッカーを作ったことあるけど、こちらは酒粕の量がちがう。
100g以上の酒粕に150gくらいの小麦粉。
ネリネリして切って焼く、20分で完了。
味はすごい旨味のあるチーズパン、チーズクラッカーのような。
歯ごたえは固いパンみたい、スルメのような噛みごたえ。
つまりおつまみに最適ということ。
赤ワインがとても合うようなんだけど、もちろん焼酎でもなんでも(結局なんでもいいんじゃん)。
ああ、いいもの教えてもらった!こういうのが好きなんだよ!
酒粕単独で焼いてみるってのもやってみて~
私が時々行くお蕎麦やさんではたまーに酒粕を
さいころのように小さく切って、てんぷらに
したものが出てきます。これが何とも言えず
おいしいのです。お試しください。
きっとそこはお蕎麦もおいしいんでしょうね。
そんなところに行ったら昼からいっぱいやりたくなります。
酒粕に火を入れてる時のなんともいえない香りは
このときも家中に広がりました。
お酒に弱いひとは酔っちゃうかもしれないですね。