地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

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劇場法

2010年08月12日 | 展覧会・講演会
 


今秋上程予定の「劇場法」により、日本の公共劇場は大きく変わろうとしている

 NPO法人アートファーム創立20周年プレ事業・連続公演シリーズ「舞台芸術 -地域との対話」の二回目、平田オリザ「公共劇場とは何か ~劇場法がもたらす地域の文化政策改革~」を、昨晩は聞きに行った。

 最近は夜に外出するのが何とも億劫となり、昨日も一度はパスしようかと考えたが、大枚3,000円も支払って「全五回通し券」を購入しているし、「やはり、行くべし」と頑張って行った。

 「病院は医師、学校は教員を抜きには運営できないのに、劇場だけは市民の力だけで運営できると思われている。舞台人として情けなく思っている」、講演の中で、平田オリザさんが「劇場法」について語りながら、何度も繰り返された言葉だ。

 全国に3,000近くあり、「劇場大国」と言われている日本の公立文化施設。この公立文化劇場が、今秋の国会に上程が予想されている「劇場法」で大きく変わろうとしていることを、詳しくお話しいただいた。県からは文化行政を担当している部長さんが、岡山市からは担当課長さんを始めとして多くの行政関係者の方々も参加され、熱心に学ばれていた。

 私も一時期文化行政を担当しており、平田オリザさんが指摘した公立劇場の実態について、反省とともに聞いた。今日、その仕事を離れて過ごす中で、あの時に改善しておけば等の反省も含めて、恥じ入ることがとても多い。

 ともあれ、今後の公立劇場については、劇場法の下で、①貸し館を止めて、やる気のある劇場は、拠点として定めて地域に貢献する、②劇場を階層化し、役割を定めて担ってもらう、③館専属の芸術監督やプロデューサーを置くことを義務化する、とのことだ。

 これにより、現在の日本の3,000弱の公共劇場は、芸術監督や芸術プロデューサー等を必置する創造・発信の拠点となる劇場や創造や鑑賞の拠点となる劇場群と、それ以外の貸し館だけの2,000位の劇場に大別、淘汰されていくとのことだ。

 「劇場法」により、日本の芸術・文化さらには劇場が変わろうとしており、国民的な議論をもっと深めることも大切になっていると考えた。 正直「劇場法」についての学びは、私自身ずいぶんと遅れていることも痛感した。

 (社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)が、既に「劇場活性化プロジェクトの検討」(第一次~第四次)等も発表している。こうした文書も読みながら、私自身も考えてみたい。

 それにして平田オリザさんの講演は、とても具体的で示唆に富むものだった。しんどかったけれど、参加して良かったと心底思わせてくれた講演会だった。主催された「NPO法人アートファーム」と大森誠一さんに心から感謝した。
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待っている

2010年08月12日 | 松たか子
 


松たか子のファンクラブ「club M」へ加入して10年目、松の舞台も早く観たい

 昨日松たか子のファンクラブ「club M」の年会費「5,300円」を納めた。最近は、こうした料金をコンビニで支払うことができるので、とても助かる。
 今回で10回目の会費納入だ。年二回発行の会報の第一号は2001年10月発行となっている。この時の会報に、「セツアンの善人」の再演が無事に終わったと書かれている。それ以前から舞台を見続けており、この「セツアンの善人」の初演も、そして3年ぶりの再演の舞台も観た。
 それにしても、コンサートツアーと映画「告白」の後は、松たか子は時にライブに友情出演的に参加している程度で、舞台も映画も次回作が発表されない。
 「club M」ではメディアへの露出としては、先の「コンサートツアー2010~Time for music~」のテレビ放映と、映画「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」が今月21日のWOWOWでの放映されるとある。そして、後はNHKテレビで松たか子も出演している「坂の上の雲」が、年末12月の放映日時が決定しているのみだ。
 そんな中で、先のコンサートツアーがDVDとして、10月27日に販売されるという嬉しいニュースもある。初回限定版は10,500円となっている。貧しい身だが、何とか工面して買わなければと思っている。
 ともあれ、私としては早く松たか子の舞台を観たいと願っている。次回作の発表を首を長くして待っている。
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