地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

今日から営業

2011年01月05日 | 食べ物
 


今日からオープンした「畠瀬本店」で、「ランチ詐欺」を働いた人に詫びた

 新年早々からオープンしているお店もあるが、昨日頃からいくつかのお店が営業を再開している。私が昨年ずいぶんと楽しませていただいた「畠瀬本店」も、今日からオープンだ。
 いつものように、朝9時頃に「空いていますか?」と予約のお電話をするに、「大丈夫ですよ。今日からのオープンを知らない人が多いから」と笑われた。
 確かにテーブル席は予約で満席だったり、8人の団体さんが予約でこられたりはしていたが、珍しくカウンター席は少しだけ空いていた。店主さんが言われるのに、「昨年もオープンの週は出足が悪かった」とのことだ。
 さてこの日は、昨年「ランチ詐欺」を働いた被害者の方(=若い女性)に、謝罪の気持ちを込めてお付き合いをいただいた。決して罪が消えるわけではないが、少しだけ気が軽くなった。

 
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愛読書カード

2011年01月05日 | 読書
 


『緒方拳からの手紙』、年の初めに心和らぐ本に出会うことができた

 私の信頼する友人は、緒方拳の大ファンだった。岡山市の西川アイプラザで公演があったサミュエル・ベケット 作『ゴドーを待ちながら』の舞台で、目の前で緒方拳が演じるのを観た際の興奮は、いつもは冷静な友人にしては尋常ではなかった。

 その友人と緒方拳と三人の記念写真が、今手許にある。山田洋次監督作品の「隠し剣鬼の爪」の撮影を見学に行った際に、カツラを着けたまま休憩中の緒方拳さんにお写真をお願いすると、快くお引き受けをしていただいた。その記念の一枚だ。

 さて、その緒方拳はガンで、2008年10月に71歳でその人生の幕を閉じている。そして最後の連続テレビドラマは、倉本聰作の「風のガーデン」で、役は皮肉にも中井貴一扮する息子が末期ガンと言う設定だった。どんな思いで演じたのか、その役者魂を見た思いがする。

 さて、その緒方拳の死から二年経った昨年10月発刊された『緒方拳からの手紙』(学校法人文化学園 文化出版局刊)を、お正月に読んだ。

 緒方拳は「書家」としても有名だった。この本は、「季刊『銀河』愛読者カード」で寄せられた、緒方拳からのハガキを中心に構成されたものだ。

 この本には、独特の緒方拳ワールドが展開されている。何とも味わい深い字が展開されていて、心が揺さぶられる。そしてまた、独特の言葉もまた、私を惹きつける。「無他岐(ほかにみちなし)」とか「宿福」、そして「座辺師友(身の回りにあるものが師であり友である)」などだ。

 この本を監修した絵手紙作家・小池邦男さんとのハガキを通した交友も素敵だし、小池さんの文章も愛情に満ちていて素晴らしい。

 それにしても、緒方拳が実名で雑誌「銀河」の読書カードを寄せていたことには、いささか驚きもした。ともあれ、緒方拳の生き様から心地よく学ばせてただいた。年の初めに、心和らぐ本に出会うことができた。感謝、感謝だ。
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