今年初めての観劇・感激は、松たか子が主演した舞台「十二夜」だ
「演出家・串田和美氏が、2011年の幕開けに手がけるのはシェイクスピア、ロマンティック・コメディの頂点とも言われる『十二夜』。船の遭難で離れ離れになった双子の兄妹の周りでこんがらがっていく複雑な片思いの糸・・・。シニカルないたずらや馬鹿騒ぎのあげく、劇的に糸が解けてハッピーエンドというストーリーではありますが・・・。」
その舞台「十二夜」を過日観た。会場はシアター・コクーンだ。この観劇は今年最初であり、とても感激した。この会場はとても観やすく、しかもいい席だったので生き生きと演じる松たか子に魅了された。
双子の兄妹の一人二役に挑戦している松たか子。ショートカットの男性役の松たか子が素晴らしかった。石丸幹二とのデュエットも素敵で、その歌声にも魅了された。ま、私的には松たか子は何をしていても魅力的なのだが。
りょうが串田演出に初参加し、荻野目慶子はメチャメチャ存在感を示していた。そして現代劇に初出演の片岡亀蔵がとても素晴らしく、加えて何より近年大活躍の笹野高史が素晴らしくよかった。
ホント、素晴らしい俳優たちが脇を固めており、魅力的な舞台となっていた。初春の公演であり笑いにも満ちており、とても楽しく観た。
さてその松たか子が主演した映画「告白」が、第83回アカデミー賞の外国語映画賞のノミネート最終候補9本に残ったとの報道に接した。主演した作品が評価されることで松たか子の演技への評価も高まるので、受賞を期待している。日本アカデミー賞の主演女優賞のダブル受賞が嬉しいな。発表を心待ちにしている。