脳のMRI検査を受け、軽い動脈硬化&脳萎縮の診断にショックを受けた
昨年末からのめまいの頻発に少しだけ怖くなり、昨日脳のMRIの検査を受けた。検査後の脳外科の診察では、その画像を前に先生が「軽い動脈硬化の症状があり、加えて、脳が少しだけ萎縮している」と深刻な顔で語られた。このまま放置していると、脳梗塞が起こる可能性が高いとのことだ。想像以上に、厳しい結果だった。
この症状は、年齢の平均よりは進んでいるとのことで、それもまたショックだった。私を待っているのは、認知症か脳梗塞かと思うと、受診後後はなんだか頭が痛くなった。
私が退職前の脳ドックでは、「キレイそのものです」との診断を受けており、安心していたのだが。理由はと聞くと、ストレスとお酒が原因ではと言われた。しかし、現職時代はいざ知らず定年後はストレスなき生活であり、酒は自宅では一滴も飲まないのにと、これまた信じられない気持ちだ。最初に、「懐疑の念」が生じると言われるが、まさに「どうして、何で私が」の思いだ。
ともあれ、この対処方法としては、①ストレスをなくして心豊かに暮らす、②よい食生活をする(肉を減らし、野菜とお魚をしっかりたべる)、③お酒を減らす、そして④運動をするの四点だそうだ。私はお酒は飲まないので③は問題なく、食事は粗食であり最近は野菜も食べている。ま、ストレスもない暮らしであり、とすれば残るは運動だ。昨年夏以降、ウォーキングをサボっているので、これは再開しなければと考えている。
ところで、私の脳の今以前の状態がわからない(私が以前脳ドックで受診したのは、今日受診した病院ではない)ので、2~3年先に再度MRI検査をして、それを比較することで症状が進んでいるかどうかを判断しようと言うことになった。また私としても、いつの日かにセカンドオピニオンとして脳ドックを受けた病院で検査してもらい、以前との比較もしてもらおうと思っている。
今日の診察の最後に、「今注意すれば、大丈夫」の言葉があり少しだけ安心したものの、さすがに脳の異常は深刻であり相当に落ち込んでいる。死はいつかは訪れることであり怖くはないが(まったく怖くはないと言えばウソになるが)、家族にだけは迷惑をかけたくないと切実に思っている。
ともあれ、健康の保持に向けて努力はするものの、最後は天が決めること故、一生懸命生きる以外にはないと考えて前向きで行こうと今は思う。