松たか子も出演し、原田芳雄の最後の主演作となった映画「大鹿村騒動記」を観た
7月16日から全国公開された、松たか子が出演した映画「大鹿村騒動記」。何故か、公開時点での岡山での上映はなかった。ただその時点では、私は入院・手術を余儀なくされていた身であったのだが。
この映画「大鹿村騒動記」は、製作に強い意欲を示し企画・主演した原田芳雄が、公開直後に急逝したこともあってより大きな評判となった。
ただ、私的には松たか子が出演する映画だから観ておこう、そして300年の歴史のある大鹿歌舞伎が題材となっているので、とりあえず観ておこうというくらいの気持ちだった。加えて、松たか子は特別出演でワンシーンのみと考えてもいた。
ところで、「大鹿歌舞伎」は、『南アルプスと歌舞伎の里』大鹿村に、300年以上伝承されている伝統芸能だ。この「大鹿村歌舞伎」を題材として、片岡孝太郎主演・片岡愛之助が共演した映画「BEAUTY」も、5年前に製作・公開され、私も楽しませてもらった(写真は製作発表会の模様)。
今日観た映画「大鹿村騒動記」だが、まずは原田芳雄の思いの詰まった熱演に心揺さぶられた。そして、大鹿村の美しい自然にも。加えて嬉しかったことは、松たか子も役場の総務課職員として、しっかりストーリーの中に組み込まれ、しっかりと存在感を示していたことだ。
7月に全国公開されたこともあり、少ないお客さんだと思っていたら、結構たくさんのお客さんが入っていたことも、とても嬉しかった。
さて「大鹿歌舞伎 秋の定期公演」は、この映画の公開により全国からの観客を予想して、10月16日(日)の定期公演に加えて、30日(日)にも追加公演を行うことを発表している。また演目も映画において演じられた「六千両後日文章 重忠館の段」とし、た原田芳雄を追悼し、感謝の意を表すとのことだ。
大鹿歌舞伎を育んでいる、「日本で最も美しい村」連合 に加盟し、小さくても輝くオンリーワンを目指して、美しい村づくりを進めている長野県下伊那郡の北部に位置する村・大鹿村に、私もいつか行ってみたいと考えている。ただ、今年は混雑必至であり、来年以降と考えている。
「たのたの庵」、のんびりゆっくりとランチをする時間はとても心癒やされる
台風12号の影響で、金曜の夜から日曜まで休業を余儀なくされた「たのたの庵」。とりわけ一昨日の日曜日は、排水溝から逆流して前庭が冠水し、その水が引かずに昼も夜も休業となったそうだ。
そんな「たのたの庵」に昨日行ったが、そんな形跡はなかった。水を三台のポンプ&人力でくみ出されたそうだ。片付けもすっかり終えられていた。それらは、心配して少なくない「たのたの」ファンの方々が、駆けつけてお手伝いをされたと聞く。メールで「心配しています」と口先だけの私は恥ずかしくなった。
それにしても、決して立地の便がいいとは言えない「たのたの庵」に、いつもたくさんのお客さんが詰めかけられている。昨日も、テーブル席を含めて、全てのテーブルはお客さんで埋まっていた。それも、「たのたの庵」の店主さんのお人柄によるお店の雰囲気と美味しいお料理に、たくさんのファンができているからだと確信する。
何を隠そう、私も「たのたの庵」&庵主さんのファンの一人だ。このお店でのんびりゆっくりとランチをする時間は、とても心癒やされる時間だ。
私ももう少しだけ元気で暮らし、「たのたの庵」(加えて畠瀬本店も)のランチや吉備土手下麦酒を楽しませてもらえたらと願っている。ささやかではあるが、私にとっては大きな願いだ。