地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

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劇団1980

2011年09月18日 | 歌舞伎・演劇・バレー

 

市民劇場の「素劇 あゝ東京行進曲」には驚かされた感動した、やはり舞台は魅力的だ

 もう一昨日・16日のことだ。その日は午後から雨が降り出し、夕方になるとその雨脚はとても早くなった。まさに土砂降りといった状態となった。

 その日は、市民劇場の例会がある日で、雨嫌いの私としては行こうか少しだけ躊躇した。その日は「劇団1980」の「素劇 あゝ東京行進曲」で、知らない劇団、観たい俳優もいない舞台であった。知りうる情報は、チラシにある以下の文章。

 「真っ黒な空間に黒づくめの衣装。装置は21個の黒い箱。そして白いロープ数本。これを俳優たちが変幻自在に操りながら動き回り、時には俳優たち自身が舞台装置になりながら、あるときは教会に、またある時はグランドピアノに。作っては壊し壊しては作り、次から次へと激変する劇中の場面を構築していく。また、100名以上に上る登場人物、劇中に盛り込まれた当時の流行歌50曲余りも、わずか10数人の俳優たちが歌い演じていきます」。

 一緒に観る人がいなければ、行かなかったことだろう。そんな悩んだ末に決断して、車を走らせると朝の通勤時のようなラッシュで車は動かない。市民劇場は開演5分前にはドアが閉められ、自分の指定された座席はなくなる。焦る気持ちに、激しく雨は降り続ける。

 駐車場に車を止めて走り、会場である市民文化ホールの二階に上がる階段を登り始めると、非情にもブザーが鳴った。「空席待ち」の長い列に並ぶ以外にない。当番サークルの方の優しい笑顔での、「ここが最後尾です」の言葉が聞こえてきた。

 そんな紆余曲折を経てみた舞台、これで面白くなかったら帰りの車ではぼやくだろうなと思いながら、客席に身を沈めた。

 しかし、ナントナント、この舞台には圧倒された。見事と言うほかはない舞台作りだった。俳優達は2時間動き詰め。箱とロープと、そして肉体が重なり、ある時には装置に、ある時には音楽に、まさに俳優達は演じ続けた。

 とても魅力的な舞台で、表現するいろんな形態があることを教えられた。これだから生の舞台を観るのがやめられない。やはり舞台は魅力的だ。

 この舞台で、「第1回読売演劇大賞・演出家部門優秀賞」を受賞しているのも理解できた。演出力、そして俳優の無駄のないきびきびした動きなしには、この舞台は成立しない。「劇団1980」の舞台をまた観たいと思う。

 そんな感動の舞台終演後、全ての俳優さん達が廊下やロビーで観客を送ってくれた。これも嬉しかった。感動が共有できる。「ありがとう、ステキな舞台でした」と感謝の気持ちを伝えた。そして、ミーハー故に、記念写真もお願いした(これは反省だ)。

 ともあれ、そんな心地よい時間を過ごして、外へ出ると相変わらず激しい雨が降り続いていた。帰りは雨がちっとも苦にならなかった。帰宅してテレビを見ると、大雨警報が出ていた。

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厚生労働大臣表彰

2011年09月18日 | 映画・テレビ

 

福祉映画を撮り続けて厚労大臣表彰を受けた山田火砂子監督の次回作は山室軍平

「石井のおとうさんありがとう」、「筆子・その愛 -天使のピアノ」、「大地の詩 留岡幸助物語」、と一貫して福祉の問題を取り上げて映画化している山田火砂子監督。

 その山田火砂子監督が、(財)児童健全育成推進財団の制定する「児童福祉文化賞」を受賞している(厚生労働大臣表彰)。この賞には、1.出版物部門、2.舞台芸術部門、3.映像・メディア部門、そして4.特別部門だ。

 山田火砂子監督は、「映画を通じ、児童福祉に対する理解と認識を普及啓発することに貢献してきた活動」が評価されて、「平成23年度児童福祉文化賞」の「特別部門」で受賞している。他の1~3までの受賞者は全て団体であり、個人での受賞は山田監督のみだ。スゴイことだし、監督を知る者として嬉しくとても思う。

 ところで、厚生労働省発行の月刊誌『厚生労働』8月号の特集は「児童福祉文化財の取り組み」で、大臣表彰を受けた山田火砂子監督と村上宏明さん(映画「大地の詩」で留岡幸助役で出演)が鼎談に出席して、大いに語っている。

 さてその山田監督が、昨日岡山市民会館で開催された映画「大地の詩」の上映会で、舞台挨拶をされた。私も久しぶりに監督にお会いしたくて、会場へ行きご挨拶をさせていただいた。

 「石井十次、アリス・ペティ・アダムス、留岡幸助とともに「岡山四聖人」と呼ばれ、哲多町(現在の新見市)生まれの山室軍平を取り上げて次回作として是非とも映画化したいと考えている。岡山のみなさんのこれまで以上の格別の応援をよろしくお願いしたい」と、とても元気に語られていた。

 ところで、先の雑誌『厚生労働』には、「この人ステキな話」で、想田和弘ドキュメンタリー映画監督が取り上げられていて、「観察映画」について語られている。ご縁のある方がお二人も登場しているので、ワクワクしながら読んだ。

 

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