地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

終日働いた

2011年09月26日 | 身辺雑記

 

昨日の犬島での観劇の疲れも残る中、報告書を書き会議に出席するなど終日働いた

 昨日の日曜日は、朝から忙しかった。まずは朝一番に、1時間程度だが畑仕事。この時期は秋物の苗を植えたり種まき等で、結構大忙しだ。草抜きができていないのも気がかりなのだが。

 そして10時からは、「前進座を観る会」結成総会に参加。そして、午後は厳しい日差しを浴びながら、犬島での維新派公演の鑑賞。それなりに疲れた一日だった。

 そんな疲れを残しながらも、今日は出勤日。今日も背広を着ての出勤としたが、日中は部屋の中でもけっこう暑かった。ついつい、ほんの少しの時間だがクーラーを入れてしまった。

 そして、ランチは「地麦酒&地酒祭」以来初めての「たのたの庵」。庵主さんは「地麦酒祭」の翌日から三連休としたが、23日からの三連休にはお客さんがたくさん来店されて、いささかお疲れモードとのことだった。

 そして、最近の「たのたの庵」は「ビールバー」なのだが夜もお食事のお客さんが多くて、嬉しい一方で切なさもあるとのことだ。昨日の日曜日も、25人のお客さんに対して、飲まれた麦酒は14杯だそうだ。

 ランチでの人気が、「たのたの庵」のイメージを、「ビールバー」ではなく、「お食事処」に変えてしまっているのかも。夜は「美味しいおつまみに吉備土手下麦酒を味わう」、私もそうしたいといつも願っているのだが。

 ところで今日は、「稚媛の里」の安井さんからいただいた「米ぬか」を煎ったお茶を飲ませていただいたりもした。胃腸の健康にいいそうだ。それを飲んだせいなのか、「たのたの庵」で心が解放できたせいなのか、少しだけ疲れが取り除けた感じだ。

 それにしても、今日はよく働いた。たまっていた報告書二本を書き上げ、かつ夜は定例理事会に出席した。朝7時30分に事務所に到着、事務所を出たのは21時前だった。こんな風に働けることが嬉しいし、こんな一日があっていい。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「風景画」

2011年09月26日 | 歌舞伎・演劇・バレー

 

「カンカラ」以来三度目の、維新派の犬島での公演「風景画」に心揺さぶられた

 私が文化行政を担当して、幸いにして「市芸術祭」の演目とできたのが、「維新派」の犬島公演。2002年のことだ。今回の犬島での維新派公演「風景画」を主催者の一つである、「岡山アートファーム」大森誠一さんにお世話になっての主催公演だった。

 そこで維新派の雄大なスケールの舞台と出会い、また主宰の松本雄吉さんとお会いして以来、維新派に魅せられ続けている。翌・2003年の維新派初の屋内公演・新国立劇場「ノクターン」以降、維新派の舞台はほとんど全て観ている。

 さて、今回で三回目となる維新派の犬島公演。「一回限り」の維新派としては、とても珍しいことだ。二回目は、昨年の「瀬戸内国際芸術祭」の一環の「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき 《彼》と旅をする20世紀三部作」だから、二年続けての犬島公演となる。これも珍しいことだ。

 さて、今回の上演舞台は「入り江」だ。維新派と言えば、ダイナミックで重厚な舞台装置にいつも魅せられているが、今回は題名の通り「風景画」であり、舞台装置は「入り江」と自然のみ。私が天才と信じて疑わない松本雄吉さんはそれをどう作品に仕立てるのか、ワクワクしながら公演日を待った。そして、昨日の公演最終日に観た。

 当日配布された資料には、「『風景画』は、ある場所に俳優と観客が参加する三次元の絵画です」、「『風景画』は、幾何学的風景論です」、「『風景画』は、身体的風景論です」と掲げられている。

 それにしても、入り江の引き潮を活用しての舞台作りは見事と言うほかはない。潮が引き始めると、たくさんの蟹たちが顔を出す。そして、入り江の浅瀬で水につかりながら、いつものように顔を白く縫った総勢30人の劇団員が演技する。そこへ引き潮の波の音が聞こえてくる。何とも言えない光景が、目の前で繰り広げられる。しばし身を委ねて、心が感じるままに過ごした。

 そんな、維新派の人気は全国区だ。お隣の若い女性は、舞台「ノクターン」で維新派の虜になって、以来観続けているとのことだ。今朝も朝4時に起床して、犬島まできたそうだ。そう言えば、私が関わった舞台「カンカラ」も、北海道から九州まで全国各地から犬島へきてくれた。

 ところで、全国からの観客をたくさん迎えている犬島だが、2002年の「カンカラ」当時は70人を超えていた島の人口は、今ではもう50を切ってしまったそうだ。島内にある井戸は70位あるので、島民よりも井戸の数の方が多くなっている。

 犬島アートプロジェクト「精錬所」がオープンし、様々なイベントも開催され、大いに賑わい、島を訪れる人向けのお店も増えている。それでも、人口が減少し続けている減少をどう考えたら良いのだろうか、少しだけ悩んでいる。

 ともあれ、今回も維新派らしい舞台を魅せていただいた。ただ次回は、スケールの大きな舞台装置が転換していく、そんな「ジャンジャン・オペラ」を観たいと思う。次なる公演場所は、どこになるのだろうか、今から楽しみにしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする