昨日RSKテレビで「メッセージ 日本のライブハウスは岡山から はじまった!▽ペパーランド~音楽と言論の砦の半世紀」が放送され、能勢伊勢雄・慶子ご夫妻が取り上げていた。
私は能勢伊勢雄さんとは少しだけご縁をいただいている。最初の出会いは、能勢さんが続けておられる「岡山遊会」との関わりの中で、岡山市芸術祭の企画として、松岡正剛さんの講演会を開催したいとご相談したことから始まる。
能勢さんは快くその願いに答えていただき、講演会は成功裏に開催することが出来た。岡山で松岡正剛さんの講演会を開催できたことを嬉しく思っている。そんな関係から私が担当していたミュージアムづくりについても少しだご指導もいただいた。ただ、能勢さんにとっては不満足であったであろうと反省もしている。
そうした動きの中で、「岡山市・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄1968-2004』展(倉敷美術館で開催)へと発展していき、能勢さんの長年にわたる脱領域的、学際的な活動のすべてがはじめて広く紹介された。
その展覧会の図録は、担当された当時倉敷市美の学芸員だった那須孝幸さんの渾身のまさに「作品」。568ページもあり、字が小さいので虫眼鏡付きとなっている。
私はお目にかかる以前から能勢さんは岡山を代表する文化人だと思っていて、もっともっと評価されるべきと考えていた。それだけに、能勢さんのそれまでの活動を知っていただく展覧会の開催に少しだけでも関われたことを、誇りにも思っている。
そんな私であり、昨日のテレビの7時台の1時間番組で、能勢伊勢雄さんが取り上げられたことを、我がことのように嬉しく思っている。
能勢伊勢雄・慶子ご夫妻には、健康に留意され、ますますのご活躍をと願うばかり。