21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

旭川冬季五輪誘致のすすめ

2014-01-10 18:18:24 | 語るスポーツ
 ソチ五輪まで1カ月を切ったが、冬季五輪史上最多のメダル獲得が期待されるなど、本番の注目度が高まっている。東京五輪の開催が決定したことが、当然、追い風にになっているのだが、今度はなんと札幌市も2度目の五輪開催誘致に動くという。

 札幌五輪については、高橋はるみ知事が道も誘致を支援すると公言しているが、道民の一人としていささか苦言を呈したい。
 まず、なぜ、札幌でなければならないのか。北海道全体として考えるなら、札幌以外、たとえば旭川に誘致するほうが北海道の活力となるのではなかろうか。ただでさえ、北海道は札幌一極集中化をたどっており、札幌だけが肥大化することは北海道にとって好ましいことではない。

 むしろ、経済、文化の拠点を複数持つことが北海道にとって正しい発展の仕方ではないのか。ここは札幌に次ぐ第二の都市である、旭川で五輪を開催するという発想があってしかるべきではないか。旭山動物園が注目されたことで、今や海外からも観光客が多く訪れており、冬季五輪の開催は道北の拠点として一大飛躍をするビッグチャンスだ。

 札幌は経験があるというが、40年も前の話である。競技施設にしても、大倉山と宮の森のジャンプ台以外は、たぶん使えない。だったら、札幌にこだわる必要はない。

 むしろ、スキー競技を考慮すれば、旭川の方が便利だ。旭川空港は国際チャーター便が離発着しているし、千歳からでも2時間である。アクセスは悪くない。
 競技施設も、アルペン会場として富良野が使えるし、距離会場としては国際バーサー大会を行っている美瑛がある。フィギアやホッケーは大雪アリーナがある。後はサブ的なアリーナをもう一つ、スピードスケート会場を兼ねたメインスタジアム、ジャンプ台、選手村があればいい。どうせなら、フィンランドのラハティのジャンプ台のように、メインスタジアムとジャンプ台をつなぐのも面白い。

 しかし、今のところ旭川に五輪誘致をという声を上げる人は見当たらない。たぶん、はなっから思いつかないのだろう。若い西川市長がまじめに声をあげれば、市民も目を覚ますと思うのだが。どうも、北海道民はあまりにも札幌に毒されている気がしてならない。残念である。



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