TBSのモニタリングというバラエティー番組をたまに見るのだが、その中の失礼な偽インタビューで芸能人の反応を見るコーナーだけは、いつもいたたまれない気分にさせられる。
たぶん、編集記者時代の雑誌や新聞のインタビュー経験からくるものだろう。どうしてもインタビュアー目線で見るからかだろうが、少々大袈裟だが、神聖な職場を冒涜されたようないやな気分になるのだ。
だからかといって番組を批判する気は毛頭ない。不愉快な思いをするのは、一種の職業病であり、あくまでも個人的な事情によるものだ。不愉快なら見なければいいのだが、怖いもの見たさもまた職業病であり、もはや救いようがない。
最後にインタビューの仕事をしたのがかれこれ2年前で、それからメディア関連の仕事はほとんどしていない。今は、完全にパートタイマーの中年おやじでる。過去の仕事に一切未練はないのに、仕事癖が抜けない。30年もやっていたのだから、しょうがないか。思わぬところで、職業病を自覚するとは、もう笑うしかない。