フィリーズレビューは本番につながらない印象が強いが、たぶんそれだけ権利取り合いが熾烈で、おつりが無くなるからだろう。
その意味では今回のメンバーも、熾烈な戦いになるだろう。まあ、一番人気のコラソンビートは賞金的に届いているからメイチの仕上げではないだろう。それでも、走るのは馬であり、本気で駆けたら一等賞の可能性は高い。
だが、それでは面白くも何ともない。ここはノビシロに注目してフレッシュな素質馬を狙いたい。
1番手はマーシーラン。同じ舞台の阪神芝1400mの新馬戦を勝って臨んだエルフィンSで6着、勝ち馬とはコンマ4秒差、鞍上が河原田奈々だったことを加味すれば、決して力負けではなかった。今回は鞍上が和田竜二に替わり、技量の違いを見せつけるはず。先週のチューリップ賞で武がお手本を見せたケースと一緒と言うわけだ。レッドファルクス産駒だけにマイルより、1400の方が合うはず。人気薄のここは狙い目だ。
次に鞍上がその武に戻るジューンブレアだ。京都芝1200mの新馬戦を勝った後、いきなりマイルのデイリー杯2歳Sに挑戦するもコンマ7秒差の7着。勝ったのがジャンタルマンタルだったことを考えれば、男馬相手に健闘したといっていい。ここは距離が1ハロン短縮され、競馬がしやすくなった。成長も見込まれるだけに、またまたレジェンドの出番がありそうだ。
権利取りは、爆上りを期待してこの2頭を絡めた馬券で勝負する。