21時からの開演というのが、如何にもスペインです。
日本では予約できず、この日の早朝にホテルからインターネットで
予約ができたのが、カタルーニヤ音楽堂のコンサートチケットです。
この建物自体が世界遺産に登録されています。
Lluís Domènech i Montanerが設計した、20世紀初めの
Barcelonaを代表する建物ですが、遺産を遺産として観光資源としてではなく
実際にお客様を入れた音楽コンサートに使用しているのが、素晴らしい。
Gaudiの建物も、実際に普通の人が住んでいる。函館の公会堂が100年の歴史を
積んで、なお現役なことを思い出していました。
このような素晴らしい会場での今日の出演者はManuel Gonzales氏のF.GUITAR
F.GUITARとインターネットで紹介していたので、てっきりフラメンコギターと
思いました。この音楽堂で演奏するのなら、そうでしょう、
フォークギターを抱えて、ステージに出てきたのには
椅子からずり落ちそうになりました。
でも、この方のスペイン調の歌は何をいっているのかわかりませんでしたが、
とても心地よいものでした。MANUEL氏に合わせて、観客も
一緒に歌い出していたので、有名な方だったようです。
歌と歌の間に、軽妙なジョークを飛ばし、スペイン人はドどっと笑いますが
さっぱりわからない。日本なら、こうせつかさだまさしのようなコンサートです。
でもって、こちらはスペイン語がわからないので、当然笑えない。
話は曲ごとに5分程度、話していました。
ステージの終了が23時。一駅でホテルのそばなので、夜も遅いので
METROに乗りました。