tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

マツムシ、スズムシの競演

2014年08月29日 10時02分15秒 | 環境
マツムシ、スズムシの競演
 昨年10月、「頑張ったスズムシ」を書かせて頂きました。遅くまで頑張ったスズムシは、多分たくさんの子孫を残し、今年は我が家で多くのスズムシが育つと期待していましたが、冬の間の管理が悪かったのでしょうか、残念ながら孵化に至りませんでした。
 
 スズムシを分けて頂いた家内の友人は「虫かごを縁の下に入れておくだけで大丈夫よ」と言われるので、簡単に考えていましたが、矢張り家によって、自然環境が違うようです。
 そんなことで、今年も、お願いしてスズムシを分けていただきました。

 今年はもう一つ、いい話がありました。蛍の飼育でお近づきになった町内にお住いの虫博士・虫詩人の女性が、マツムシを飼育しておられ、今年はたくさん育っているので、鳴くようなったらお分けしますよと言ってくれたのです。

 立秋の少し前、ぼつぼつ鳴くようですからと言われるので、ホームセンタで虫かごと虫用の土を買い、お伺いして、♂、♀取り混ぜて分けていただきました。

 虫が正確なのか、暦が正確なのか解りませんが、立秋が来て、庭でコオロギが鳴き始めたかなと思ったら、マツムシが鳴きだしました。

 マツムシの鳴き声は「チンチロリン」です。以前、時折、山梨の笛吹川で夏の終わりの夕方、蚊針でハヤを釣っていましたが、土手の草むらでマツムシが競って鳴いていました。
 我が家のマツムシは、先ずは「チン」か「チロリ」ぐらいから鳴き始め、頂いた虫博士が「だんだん二度鳴きするようになりますよ」と言われたように、此の所は立派に「チンチロリン」と唄っています。

 3日前からそこにスズムシが加わりました。聞きなれた「リーン、リーン」です。
 虫籠を近くに置いておくと、お互いに刺激するのか、競って鳴くような気がします。まさに共演です。
 こちらは「あれマツムシが鳴いているチンチロ、チンチロ、チンチロリン。あれ鈴虫も鳴きだした・・・」と小学唱歌で合唱。

 夕方、早く鳴きだすのはマツムシ、夜になってスズムシですが、スズムシは朝起きた時にもまだ鳴いていたりします。勤務時間帯が違うのでしょうか。

 いずれにしても、当分、清麗な虫の音の競演が聞かれそうで、有難いことです。今回は失敗せずに何とか産卵、来年の孵化につなげたいと思っています。