安倍3選と財政再建問題
3選はないというルールを変えてまで3選を果たしたかった安倍自民党総裁が望み通り3選を果たしました。三年後までの総理大臣は一応決まったわけで、安倍さんは「改憲がメインの仕事」と言っています。
権力は長期化すると必ず腐敗します。3選なしはそのためのルールでした。
安倍さんは「強力なリーダーシップを発揮せよと力強く背中を押していただいた」と言っているようですが、得票を見ると、縛りの強かったといわれる議員票でこそ大勝でしたが、党員票では、あまり人気が出そうでなかった石破さん半分近くとりました
何れにしても自民党員の中の選挙ですから、「自民党員に背中を押してもらった」という事でしょう。ところで、自民党総裁は、即総理大臣ですから、「国民に」に背中を押してもらったのと勘違いしないようにお願いしたいと思います。
3選で最も心配になるのは、「やります、やります」と言いながら、今迄やらなかった財政再建です。これは「税と社会保障の一体改革」と重なる問題で、今の景気の足を引張っている消費不振とも密接に関係する問題です。
多くの世論調査を見ましても、社会保障問題(年金、医療、介護、子育てなど)、景気対策、物価対策、などが上位に並んでいて、「防衛・安全保障」というのはその後の後ぐらいに出てきますが、「改憲」というのは通常見当たりません。
国民は総理には、国民がやって欲しいことに注力してもらいたいと思うのですが、「改憲」はリストにありません。どうも一人よがり(腐敗の源)が嵩じてきているようです。
来年の消費税増税に絡んで、財政再建の質問が出ますと、「やります」というのですが、今までやってきたことを見て来ますと、先延ばしばかりです。
しかも、2016年の消費税増税延期の時には2020年のプライマリー・バランス回復には 関係ない旨の発言をし、結局、プライマリ―・バランスの回復は先延ばし、今でも全くメドがつかない状態です。
こうして結果的に嘘が続いて来ますと、今度もまた嘘だろうとしか考えられなくなってきます。さらに、来年消費増税を実施しても、公明党の要望などで、 軽減税率が入り、税収は目減りして社会保障に回る分は少なくなり、 アメリカから色々なものを買わされて、「増税分は社会保障に充当」などという原則は、恐らく守られないのではないでしょうか。
すでに、安倍さんは現実的には財政再建は放棄でしょう。これで今後3年のうちに異次元緩和是正が必須となれば、 状況はさらに悪化します。
あと3年「改憲論議」をしているうちに、財政問題は、「後は野となれ山となれ」で終わって、折角真面目に頑張っている国民の心労や負担をますます大きくするようなことになることが心配されます。
そうならないことを心から願いながら、やっぱりそうなってしまうのではないかと思ってしまうのですが、さて、3年後どうでしょうか。
3選はないというルールを変えてまで3選を果たしたかった安倍自民党総裁が望み通り3選を果たしました。三年後までの総理大臣は一応決まったわけで、安倍さんは「改憲がメインの仕事」と言っています。
権力は長期化すると必ず腐敗します。3選なしはそのためのルールでした。
安倍さんは「強力なリーダーシップを発揮せよと力強く背中を押していただいた」と言っているようですが、得票を見ると、縛りの強かったといわれる議員票でこそ大勝でしたが、党員票では、あまり人気が出そうでなかった石破さん半分近くとりました
何れにしても自民党員の中の選挙ですから、「自民党員に背中を押してもらった」という事でしょう。ところで、自民党総裁は、即総理大臣ですから、「国民に」に背中を押してもらったのと勘違いしないようにお願いしたいと思います。
3選で最も心配になるのは、「やります、やります」と言いながら、今迄やらなかった財政再建です。これは「税と社会保障の一体改革」と重なる問題で、今の景気の足を引張っている消費不振とも密接に関係する問題です。
多くの世論調査を見ましても、社会保障問題(年金、医療、介護、子育てなど)、景気対策、物価対策、などが上位に並んでいて、「防衛・安全保障」というのはその後の後ぐらいに出てきますが、「改憲」というのは通常見当たりません。
国民は総理には、国民がやって欲しいことに注力してもらいたいと思うのですが、「改憲」はリストにありません。どうも一人よがり(腐敗の源)が嵩じてきているようです。
来年の消費税増税に絡んで、財政再建の質問が出ますと、「やります」というのですが、今までやってきたことを見て来ますと、先延ばしばかりです。
しかも、2016年の消費税増税延期の時には2020年のプライマリー・バランス回復には 関係ない旨の発言をし、結局、プライマリ―・バランスの回復は先延ばし、今でも全くメドがつかない状態です。
こうして結果的に嘘が続いて来ますと、今度もまた嘘だろうとしか考えられなくなってきます。さらに、来年消費増税を実施しても、公明党の要望などで、 軽減税率が入り、税収は目減りして社会保障に回る分は少なくなり、 アメリカから色々なものを買わされて、「増税分は社会保障に充当」などという原則は、恐らく守られないのではないでしょうか。
すでに、安倍さんは現実的には財政再建は放棄でしょう。これで今後3年のうちに異次元緩和是正が必須となれば、 状況はさらに悪化します。
あと3年「改憲論議」をしているうちに、財政問題は、「後は野となれ山となれ」で終わって、折角真面目に頑張っている国民の心労や負担をますます大きくするようなことになることが心配されます。
そうならないことを心から願いながら、やっぱりそうなってしまうのではないかと思ってしまうのですが、さて、3年後どうでしょうか。