今年のホタル、残念な結果に
毎年、我が家のホタルのことを書いていますが、今年は大変残念な結果に終わってしまいました。書くのをやめようかと思いましたが、やっぱり一応記録しておくべきだと考え直して書くことにしました。
4月の末にゲンジの上陸が殆ど終わったようなので、5月末から毎晩羽化を期待して狭い庭の端、U字溝沿いの藪の中を確かめていましたが、結局羽化はオス1匹でした。そしてそのオスも3日ほど(通常は1週間は元気です)で光らなくなりました。
昨日あたりで、もう孵化はないだろうと諦めましたが、その間、ずっと原因は何か考えていました。
自然環境はほとんど変わっていません。今年は乾燥に注意して、適度の散水もしていたのですが・・・。
そして結局気づいたのは、昨年秋の庭の山茶花での茶毒蛾の大発生でした。
茶毒蛾の幼虫のいる枝を全て切り落とし、刻んでポリ袋に入れ「燃やせえるゴミ」に出したのですが、地上に落ちた幼虫は生きていて、また山茶花の木に登るので、市販の殺虫剤を大分部吹き付けたのです。
腕や首筋に茶毒蛾の幼虫(毛虫)の毛が無数に刺さって、点々と赤く腫れ、痒くて大変で、それもあって、殺虫剤を撒きすぎたのでしょう。
思うに、多分その殺虫剤が雨と一緒に土中にしみ込んで、残っていたのではないかという推測です。
合成洗剤や農薬で、ホタルが全滅した歴史は十分に知っていたのですが、まさに『ぬかった』という大変な不注意だったのではないかと思い返して、唇を噛んでいるというのが現状です。
上陸地の土壌汚染がいつまで続くのかわかりません。除染も、植物のことを考えれば不可能です。
以上が現状で、さて今後どうするかは、これから考えなければと思っています。
ヘイケの方は、行動範囲が狭いので、完全 人工環境でも育てられるので、再挑戦の可能性もなどとも思いつつ、これから考えます。