瑠璃二文字とアガパンサス
イギリスの南西の突端、コーンウォールでのG7サミットも終わり、コロナワクチンでは国際協力、対中国では厳しい対応と、二様の結論が出て、東京五輪はやることになったという事でしょうか。
協力と対立を使い分けたりしないで、すべてが協力になるような人類社会はいつ来るのでしょうか。
コロナと人間が戦うのは仕様がないとしても、人間同士は戦わない地球社会にしたいものです。
「意地を張らなきゃ楽なのに」などと思いながら、少し薄日が差してきた庭を見ていますと、アガパンサスが咲き出しています。
アガパンサスは、このブログでは載せたことがありませんが、庭の隅で暑い盛りに咲くルリフタモジ(瑠璃二文字)は何回か載せています。
瑠璃二文字は小さな花ですが、よく見ると、アガパンサスに似ています。
何時もは、咲く時期が違うので、較べようと思ったこともありませんでしたが、今年は一緒に咲いています。
という事で写真を撮って比べて見ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/fd/76a38667a96ea9e4a7e46ed2d5247cb6.jpg)
アガパンサス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/bb/c7e25bb654900d66b4c7c5a4bc3921af.jpg)
瑠璃二文字
アガパンサスは、花冠の直径が10㎝ほど、瑠璃二文字は3cmほど、欧米の大柄で派手な花と小柄で楚々として片隅に咲く花という、似ているけれども全く対照的な感じです。
大体、璃々二文字などという名前は純日本調で、平安時代のニラ(韮)を万葉仮名で書いた事から来ているようです。(注)
ところでネットで調べてみた結果はアガパンサスは南アフリカ原産、瑠璃二文字はジンバブエ原産ということになっています。そして、共に○○属、××目といった所に共通点を持っています。
それぞれの原種は共にアフリカで、どのような変化と進化と人工改良を経て今に至っているのかは皆目わかりませんが、いつか世界に広がり、廻り回って、わが家の狭い庭に、揃って咲いているということになります。
考えてみれば、ホモサピエンスも、30万年ほど前にアフリカで生まれ、10万年ほど前にその一部がアフリカから出て世界に広がったという事のようですから同じようなものかもしれません。
ならば、人間も花を見習って、世界のどこへ行っても、平和に姸(賢/健)を競い合うように出来ないものかと思う所です。
注:https://blog.goo.ne.jp/tnlabo/e/27f1a76c207e727105ddefae49ba6adc